初等学校だより
初等学校だより
7月1日(金)、第215回劇の会が行われました。
今年度の劇の会は、各学期に4年生と6年生の計2クラスが上演を行います。今回は4年柚組と6年椈組が上演しました。
また、観賞の機会の充実という視点から、全クラスがいずれかの上演を講堂内で鑑賞できるようにしました。講堂内の人数制限で入れられなかった半数のクラスは、教室内のモニターを通じて鑑賞しました。
上演した劇のタイトルは以下の通りです。
4年柚組 「不思議な本」
6年椈組 「蟲侍」
4年柚組 「不思議な本」
柚組の担任、ツッキーが3日間目覚めず心配する子どもたち。眠りについてしまう前、1つ食べると幸せになるというお菓子を2つ食べたことが原因だと気づき、お菓子屋さんを探します。お菓子を売るおばあさんから渡された「不思議な本」により先生を目覚めさせるためにゴーストの世界で厳しい試練に挑むことに。ダンス対決や3人4脚のだるまさんがころんだ、クイズ対決などに挑戦して試練クリアをめざします。果たして子どもたちは試練を乗り越えられたのか、ツッキーは目を覚ますのか?先生も本人役で登場し、柚組の和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる、柚組らしい劇で観客を楽しませてくれました。
3日間目を覚まさない柚組担任ツッキー。子どもたちは、以前の先生の行動からお菓子やさんの存在にたどりつきました
お菓子を売るおばあさんから不思議な本「ゴーストブック」を受け取る子どもたち
気を失って目を覚ますとそこはゴーストが支配する世界。先生の眠りを解くために、ゴーストの指定するいくつもの試練に挑む柚組の子どもたち
クイズ対決で間違えを連発する仲間に、きつく当たってしまい、関係がギクシャクしてしまいます
何事もなかったかのように最後に登場するツッキー。今回の劇の会では先生が本人役で登場しました
6年椈組 「蟲侍」
蟲の世界の城下町を舞台に繰り広げられる「在来種」と「外来種」の生き物たちの戦いを描いたストーリー。蟲たちの世界では、凶暴な外来種のアメリカザリガニやヒアリのせいで在来種の生き物たちは肩身の狭い思いをしていました。そんな中、在来種の助っ人としてカブトムシ、クワガタ、蜂、カマキリ、アリの「蟲侍」が登場します。外来種と在来種の対立、在来種同士の仲違いなどを経て、最後は蟲の世界の仲間全員が一つになり大団円を迎えます。舞台のセットや音楽を有効に使った演出、何よりも生き生きとした一体感のある演技で観客を魅了しました。
釣ったザリガニを家で飼うことに家族が反対。公園の池に放すことに
生き物の世界では、凶暴な外来種がのさばっていました
仲間を助けられず仲間割れする蟲侍たち
蟲侍絶体絶命のピンチに!後ろに見えるのはサムライアリの影
外来種のヒアリと在来種のサムライアリとの戦い
最後はキレキレのダンスを全員で披露