リズムに合わせて盛り上がろう！　—第45回音楽鑑賞会—

　初等学校では、観劇や音楽鑑賞など「本物に触れる」機会を大切にしています。2月に音楽鑑賞会の開催を予定していましたが、休校（オンライン学習）期間と重なったため、講堂での演奏を収録し、後日子どもたちが鑑賞する形をとりました。
　今年は、スティールパンオーケストラ「パンノート・マジック」の皆さんをお迎えして「世界３大カーニバルのひとつ「パノラマ」を体感！」と題した音楽鑑賞会で、５つのプログラムを演奏していただきました。
　オープニングは、スティールパンが曲の中で大活躍するディズニーの楽曲、映画『リトルマーメイド』より「Under the Sea」でスタートしました。つづいて、子どもたちもなじみ深いジブリ映画の曲のメドレーや、クラシックの名曲まで幅広いジャンルの楽曲が披露されました。
　スティールパンとは、トリニダード・トバゴ発祥のドラム缶から生まれた打楽器です。すり鉢状に成形されたドラム缶の底面を、バチで叩いて音を奏でます。最も高い音が鳴るテナーパン、一番低い音を奏でるシックスベースパンなど、奏でる音域によっていくつもの種類があるそうで、この日は６種類のスティールパンがステージに並びました。また、「スティールパンがどうやって楽器になったのか」その歴史を、劇や楽器の演奏を通して分かりやすく学ぶことができました。

どんな状況でも、身近なものを使って音楽を楽しもうとするトリニダード・トバゴの人々。スティールパンがどうやって誕生したかを、楽しい劇と分かりやすい演奏を交えて教えていただきました

スティールパンの他にも、ドラムセットやコンガ、ボンゴなどさまざまな楽器が登場してコンサートが盛り上がりました

後日、コンサートの映像を講堂や音楽室で鑑賞しました