初等学校だより

初等学校だより

 3月10日(月)と11日(火)、台湾ヴィクトリア小学校6年生70名と総校長、校長、担任の先生方が初等学校に来校し、体験入学をしました。今回の体験入学は、初等学校の英語の授業で、zoomを使ってヴィクトリア小学校の子どもたちと交流したことが機縁となり、実現しました。
 最初に、初等学校へ到着したヴィクトリア小学校の皆さんの歓迎セレモニーを行いました。司会進行および歓迎の挨拶は、昨年夏にホームステイを経験したコアラチームが務め、中国語を話せる1年生から5年生が中国語の通訳をし、脚光を浴びました。歓迎セレモニー終了後は、2日間バディとなる相手と対面。折り紙やけん玉等の日本の遊具で一緒に遊んだり、成城っ子による劇を観劇してもらい、交流を深めました。
 2日目は、ヴィクトリア小学校の子どもたちが3つのグループに分かれて、成城っ子と一緒に音楽、英語、相撲の授業を順番に体験しました。
 音楽の授業では、成城っ子が身振り手振りで表現しながら、日本の歌を紹介しました。音楽に合わせてゲームも楽しみました。英語の授業では、グループに分かれて英語でコミュニケーションをとりながら、すごろくゲームをしたり、それぞれの国をイメージした漢字を考えました。相撲の授業では、日本の伝統である相撲のルールや礼儀を学び、男女に分かれて実際に相撲に挑戦してもらいました。
 はじめは少し恥ずかしそうな様子の子も見られましたが、お互いの国の挨拶を教えあい、グループワークやゲームを通して会話することで、徐々に笑顔が増え、打ち解けていました。体験授業終了後には、ヴィクトリア小学校の子どもたちから、日本語で「ありがとう」とメッセージをもらいました。
 2日間にわたる体験入学は、異なる文化や言語を持つ子どもたちが共に学び、遊び、交流し、国際理解を深めるきっかけとなる貴重な経験となりました。
 今回のヴィクトリア小学校の体験入学では、初等学校の保護者の方々に中国語の通訳をしていただきました。また、成城学園中学校1年生の生徒2名は、通訳をしながらヴィクトリア小学校の子どもたちに寄り添い、サポートをしてくれました。多くの方々のご協力と素晴らしい活躍により、子どもたちにとって思い出に残る国際交流の機会となりました。ありがとうございました。

体験授業の様子

  • 音楽の体験授業。成城っ子が歓迎の歌を披露。
    音楽の体験授業。成城っ子が歓迎の歌を披露。

  • 日本の山「富士山」について説明する様子。
    日本の山「富士山」について説明する様子。

  • 音楽に合わせてゲームも楽しみました。
    音楽に合わせてゲームも楽しみました。

  • 相撲の授業。しっかり一礼をしてスタートします。
    相撲の授業。しっかり一礼をしてスタートします。

どちらも譲らない、いい勝負!

  • 英語の授業の様子。
    英語の授業の様子。

  • それぞれの国をイメージした漢字を考えます。
    それぞれの国をイメージした漢字を考えます。

  • 徐々に打ち解けて、笑顔も増えました。
    徐々に打ち解けて、笑顔も増えました。

  • 最後に考えた漢字を英語で発表しました。
    最後に考えた漢字を英語で発表しました。

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