初等学校だより
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1月14日(火)から16日(木)にかけて、初等学校でイチゴの苗植えをしました。東京中央食育事業組合代表でイチゴの露地栽培キットの制作・販売を手掛ける「イチゴde Happyプロジェクト」代表でもある梅原義彦さんが、イチゴの苗と、イチゴの栽培に適した水はけの良いプランターを初等学校に寄贈くださったことで実現しました。1年から6年までが3グループ(赤・青・緑グループ)に別れて日替わりで行った苗植え。最終日の緑グループの様子を取材しました。
前半は梅原さんから、今回寄贈いただいた苗「東京おひさまベリー」という品種についてご紹介いただきました。約30年にわたる品種開発を経て、6年前に完成したこの品種は、市場にあまり出回っていないため知る人ぞ知るイチゴだそうです。日本の食料自給率がどのぐらいか子どもたちの意見を聞きながら教えていただき、食料を自給自足することの大切さについて話を伺いました。
後半はいよいよイチゴの苗植え。使用する腐葉土とヤシガラを混ぜた栄養たっぷりの土の力でおいしいイチゴが育つとのこと。また、イチゴ栽培のために開発されたプランターは、たくさん水を与えても根腐れせず、イチゴの成長に適した作りになっているそうです。子どもたちからは「どこに置いたら良いの?」「どうすれば実がいっぱいなるの?」「水をあげる以外にできることは?」など栽培に関するたくさんの質問があがりました。
クラスごとに分かれ、プランターに土を入れ、梅原さんに苗を植えていただきました。「日のあたる場所に置いて、たっぷり水を与えてください。土がかたくなったら手でほぐして、水の浸透をよくしてみて」と梅原さんからアドバイス。苗植えされたプランターは2階の渡り廊下にずらりと並びました。
イチゴの苗は3月ごろに花が咲き、5月ごろに実がなるとのこと。子どもたちが食物栽培に興味や関心を持つきっかけになることを願っています。
日本全体や東京都の食料自給率など、食にまつわるテーマで児童とやりとりしながらお話しいただきました
水をたくさんあげても根腐れせず植物にとって最適な水分を保持できるというプランター
いよいよ苗植え。
プランターにクラス名を書いてクラスごとに育てていきます
栽培に使用するのは腐葉土とヤシガラの混ざった栄養満点の土
プランターに土を入れたら…
苗を1つずつプランターへ
丁寧に植えていきます
子どもたちのイチゴの栽培がスタートしました