初等学校だより

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 4月29日(金・祝)、第214回劇の会が行われ、4年から6年の3クラスが上演しました。昨年度の3学期、コロナウイルスの影響でオンライン授業などが続いたため、十分な練習、準備期間を確保できないことから延期となっていた劇の会をようやく実施することができました。上演するクラスと同じ学年の2クラスと、上演クラスの保護者の方が講堂で鑑賞、その他の学年は各教室でモニターを通して鑑賞しました。
 上演クラスは以下の通りです。
 
4年欅組 「アイウエオリババ」
5年椿組 「王様の命令」
6年松組 「生まれ変わっても あなたと」

4年欅組 「アイウエオリババ」

ペルシアの国に住むアイウエオリババの5人とどろぼう、よくばり夫婦、そして町の人々が繰り広げる、ほら穴に隠されたお宝をめぐるお話。どろぼうたちがほら穴にお宝を隠すところを偶然見てしまったアイウエオリババは、ほら穴の入り口を開閉するヒミツの呪文を知り、そこから物語がはじまります。テンポよく展開するストーリーと子どもたちのフレッシュな演技で観客を魅了しました。劇の会での上演に初めて挑戦した欅組。練習の成果を遺憾なく発揮して堂々とした演技を披露しました。

アイウエオリババと町の人々。ただ演じるだけでなく、自分たちも楽しむ余裕があるのはたくさん練習した証拠

どろぼうとよくばりな夫婦が宝物のあるほら穴で鉢合わせ。そこにアイウエオリババと町の人々も集まり、物語はフィナーレへ

5年椿組 「王様の命令」

王様の留守中に代わりを務めることになった王子様。いつも町の子どもたちと遊んでばかりいた王子は、この機会を利用して「子どもは1日中遊んでよろしい」「大人は子どもが欲しいものをなんでもあげなくてはいけない」という命令を出しました。子どもたちは大喜び!ワガママ放題になった子どもたちに困り果てた大人たちは、なんと自分たちも大人をやめて子どもになる、と宣言し国中が大混乱!しまいには王子に仕えるはずの大臣や兵士まで仕事を放棄して王子様を困らせます。躍動感ある生き生きとした演技がとても魅力的で、楽しみながら演じる子どもたちの姿が印象に残る劇でした。

  • 王子様の命令に大喜びの子どもたち
    王子様の命令に大喜びの子どもたち

  • 大人から子どもまで、いろんな役柄になりきって演じました
    大人から子どもまで、いろんな役柄になりきって演じました

  • 国内は王子様の命令のせいで大混乱。大臣に詰め寄られる王子
    国内は王子様の命令のせいで大混乱。大臣に詰め寄られる王子

  • 王様が帰還してやっと元の平穏が戻りました
    王様が帰還してやっと元の平穏が戻りました

6年松組 「生まれ変わっても あなたと」

「となりにいたい」「笑顔が見たい」「抱きしめてほしい」「会いたい」。ペットの犬たちの目線から大好きな飼い主さんへのまっすぐな思いが語られるお話です。自分勝手な都合でペットを手放す人間たち、飼い主さんと離れ離れになってしまっても、最後まで飼い主を信じて待ち、「生まれ変わっても あなたと」一緒にいたいと願うペットの犬、それぞれの立場で劇が進行します。重いテーマですが、犬たちから見たいろんな飼い主さんとの交流をコミカルに演じたり、ペットの思いをきれいな歌声で届けたり、幅広い表現で6年生らしく大人っぽい舞台を見せてくれました。

公園に集まった犬たちが、ご主人様とのエピソードを語り合うシーン。コミカルな演技で客席を沸かせました

  • ご主人様との悲しいお別れ。最後の別れになると知らず保健所へ犬を預けてしまう飼い主の男の子
    ご主人様との悲しいお別れ。最後の別れになると知らず保健所へ犬を預けてしまう飼い主の男の子

  • ペットたちの気持ちを歌にのせて代弁するコーラス隊
    ペットたちの気持ちを歌にのせて代弁するコーラス隊

※3月に卒業した桧組は、3月11日(金)に劇の上演を行いました。

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