初等学校だより

初等学校だより

  • 前の記事
  • 2021.09.21

    2学期はオンラインでスタート —初等学校のある1日を紹介—

  • 次の記事

 2学期の始業を迎える9月。夏期休暇中の爆発的な感染症拡大と、低年齢の子どもたちへの感染が広まっていることから、初等学校では2学期の始業日を9月1日(水)から6日(月)に延期するとともに、Zoomを使用したリモート授業と、先生方が作成した動画を視聴して学習に取り組むオンデマンドによるオンライン学習でスタートさせました。昨年の最初の緊急事態宣言下からすでにオンライン授業を行ってきた初等学校。今年度になって初めて、再びオンライン授業を実施しました。9月13日(月)に行ったリモート授業の様子をご紹介します。

2年生櫟組のこの日の時間割。全学年ともZoomでの授業とオンデマンドでの視聴で1日の時間割が組まれています。朝の会、おわりの会で担任の先生ともしっかりコミュニケーションを取ります。

 1年生にとっては初めてのオンライン授業。まずは画面越しに先生やお友だちとしっかりコミュニケーションが取れることが大事です。登校できない中でも先生やクラスの友だちに聴いて欲しいことや見せたいものがたくさんある様子の子どもたち。「聞いて聞いて!」と次々と先生に話しかけているようでした。2年生の国語の授業では、教科書、ドリル、筆記用具など授業に必要なものと、身の回りがきちんと整えられているか先生がクラスみんなに確認してからスタート。「なあに?」「質問かな?」「どうぞ」と子どもたちの一つ一つの発言に耳を傾け、全ての質問に答えながらいつも以上にていねいに進められる授業で、子どもたちも自然と話しやすい和やかな雰囲気の授業が行われていました。

1年桂組の授業では、お家での授業ならではの活動をしました。先生が言ったテーマのものを持ってきて、友だちと見せ合いっこ。「あさ、かならずつかうもの」では、歯ブラシや目覚まし時計、PASMOやランドセル、という人もいました。

2年櫟組の国語の授業では、漢字ドリルを使って、漢字の意味や書き順を学んだり、先生の朗読を聴いて、教科書の説明文の要約をしたりしました。

 3年生以上のクラスでは、どのクラスも手を挙げて意見を述べたり問題の回答をしたりと、授業に積極的に参加している子どもたちの姿が多く見られました。初等学校で利用している「スクールタクト」でクラスのみんなが提出した課題をお互いに見て良かった点や感想を発言したり、オンラインワークシートにアクセスしてクイズを解いたり、授業内でさまざまな授業支援ツールを活用してオンラインならではの授業を行っていました。

3年柚組は数学の授業。子どもたちが数値を決める前に先生が答えを予言。なぜ毎回予言が当たるのか?秘密をみんなで考えました。

4年椿組の社会の授業では、子どもたちが作成した「新聞」のすごいところをお互いに発表しました。いろんな作品のここが良かった!というポイントとその理由を一人ずつ発表していき、時間内では発表しきれないほどたくさんの意見があがりました。

5年松組の数学では少数と分数の学習。教室での授業と変わらず、自分たちの考えを次々と発表する子どもたち。オンラインでも変わらない授業への集中力はさすが高学年です。画面越しに、いつも以上に子どもたちの様子に気を配る先生。

日ごろからネイティブの先生と日本人の先生のチームティーチングで授業を行っている英語では、オンラインでも2名で授業を進めています。6年桧組の英語の授業では途中で全体を半分に分けて2つのグループでグループワークを行いました。さすが6年生、オンラインワークシートを使ったクイズもサクサクと回答を進めていました。

このオンライン授業はもうしばらく続く予定です。学校で子どもたちに会える日を楽しみに、引き続き子どもたちの健康と心の安定をはかりながら、学びを止めない取り組みを続けていきます。

初等学校だより一覧

page top