初等学校だより
初等学校だより
12月11日(金)、12日(土)の2日にかけて、「第101回音楽の会」が初等学校講堂で行われました。音楽の会は初等学校が大切にしている伝統行事の1つです。例年、1日目は児童が鑑賞する日、2日目は保護者が鑑賞する日と2日間で実施してきましたが、今年はプログラム全体を2日に分けて、演奏はすべて講堂を会場に行いますが、その演奏を講堂で聴く組、教室でモニターを通して鑑賞する組に分けたり、それぞれの日程を前半・後半でクラスを入れ替えながら工夫して行いました。残念ながら、本番当日は保護者の方、一般の方のご鑑賞は控えていただきました。
1年から6年までクラスごとにカスタネット、ボディパーカッション、ドレミパイプなどの演奏や合奏など、21のプログラムが用意されました。初めて音楽の会で演奏する1年生は緊張の面持ちで舞台に登場。演奏が始まると元気いっぱいにピアノに合わせてカスタネットをたたきリズムを合わせました。みんなで演奏を楽しんでいる姿が印象的でした。最後の音楽の会になる6年生は、初等学校での6年間の成長を感じさせるような気持ちのこもった演奏を披露して会場を感動に包んでくれました。
学校再開から半年。今までの音楽の会のように、練習に十分な時間を確保できなかったかもしれません。演目も感染症拡大防止に配慮して楽器演奏を中心としたものになりました。いつもどおりの音楽の会ではなかったかもしれませんが、それぞれのクラスが練習の成果を出し切るために気持ちを一つにした演奏やその音色は、聴いていた子どもたち、先生方の心に響いたことでしょう。
いつもと違う特別な年となった一年の終わりとなる行事「音楽の会」も今年ならではの特別なプログラムとなりました。また、子どもたちの歌声があふれる音楽の会が迎えられることを願っています。