初等学校だより

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  • 2020.05.01

    子どもたちの学びは止めない! —学年単位での遠隔授業 実験編—

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 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、成城学園初等学校では、2月末から休校措置を取っています。
 当たり前だった対面の授業ができない未曾有の事態の中でも、子どもたちの学びを止めないよう、さまざまな取り組みを行ってきました。紙ベースでの課題は郵送や特設サイトへ掲載して配布し、子どもたちが大好きな初等学校オリジナルの歌や成城体操などは、教員が演奏したり体操したりする動画を作って共有。4月中旬頃からは、2~6年生全クラスが週に1回、オンラインでホームルームを行い、簡単なゲームをするなど双方向でやりとりし、子どもたちが安心できるような機会を作ってきました。
 5月10日までが休校期間となっていますが、現在の状況を鑑みると、すぐにいつも通りの授業再開、というのは難しい状況です。休校期間が延長されることを想定し、4月28日(火)、30日(木)には、実験的に学年単位でのオンライン授業を実施しました。28日は2年生の国語、5年生の数学、30日は4年生の社会と6年生の理科の授業を行いました。事前に授業支援システムで課題や資料を子どもたちと共有したり、準備するものを伝えたりして、それをもとに授業を進めていきました。
 1学年100人以上が一度に授業を受けるので、子どもたちの反応がつかみにくい部分もありましたが、自分の考えを発表したり、手を動かして実験させたり、一方的な授業だけにならないようさまざまな工夫をしました。子どもたちからは、質問や意見がたくさんあがったり、授業後に「楽しかった!」というリアクションがあったり、手探りながらも授業をすることができました。実験的に授業をしてみたことで見えた課題を1つ1つクリアしながら、子どもたちに学びの機会を提供し続けます。

画面の向こうには100人以上の子どもたち。「顔が見られてうれしいよ!」と先生から呼びかけます

  • 「わかったら反応して~!」と呼びかけると、子どもたちはハンドサインで応答!
    「わかったら反応して~!」と呼びかけると、子どもたちはハンドサインで応答!

  • 資料を共有しながら、一緒に考えていきます
    資料を共有しながら、一緒に考えていきます

投票機能やチャット機能を使って子どもたちの意見を吸い上げながら授業を進行

  • 意見を発表した友達に対して、いいね!や拍手のマークで共感の気持ちを表します
    意見を発表した友達に対して、いいね!や拍手のマークで共感の気持ちを表します

  • 理科は、子どもたちもそれぞれ手元に紙とハサミを用意し、紙笛を作って「音」の実験をしました
    理科は、子どもたちもそれぞれ手元に紙とハサミを用意し、紙笛を作って「音」の実験をしました

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