初等学校だより
初等学校だより
新年度になり、最上級生となった6年生。社会の授業では、これまでよりももっと社会問題に深く切り込んだ内容が多くなってきました。
新学期に入って学び始めたテーマは「政治」。ちょうど4年に一度の統一地方選挙が行われる年で、「両親と一緒に選挙に行ったよ」という声もあり、いつもよりは少しだけ身近に感じられるタイミングでもありました。
4回にわたって政治や選挙について学んできた子どもたちは、街の人々の政治に対する思いを知るため、学校を飛び出しました。班に分かれ、成城学園前駅でインタビューを敢行。「こんにちは、成城学園初等学校の6年なのですが」と挨拶をしながら話しかけ、お話をうかがっても大丈夫かきちんと確認、そして投票に行ったかどうか、なぜ行った/行かなかったのかなど、お話を聞いていきました。人懐っこさに定評のある成城っ子たちは、臆することなく次々と道行く大人に話しかけ、15分の間に8人もの人から話を聞くことができた班も。年代や性別などもメモし、「若い人は行ってない人が多かった」などと自己流の分析までしていました。どの方も親切に話してくださり、投票に行った人も行かなかった人もいろいろな理由や思いがあることを学びました。
(文責:企画広報部)
授業のポイント!
誰とでもフレンドリーに話せる子どもたちですが、今回は丁寧に話しかけることも意識しながら、少し緊張感を持たせてみました。
子どもたちはインタビューを通して、まちの人々は、まちや社会に様々な思いや願いを抱いていること、政治を真剣に捉えていること、あるいは年齢や立場によって政治への興味関心に差があることを実感をもってつかむことができたようです。インタビューに答えてくださったまちの方々、ありがとうございました。(授業者・清水)