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2024.12.06
11月29日(金)、30日(土)の2日間、第42回教育改造研究会を行いました。初等学校には、創立当時から掲げている教育の4つの『希望理想』があり、その1つが「科学的研究を基とする教育」です。創立者・澤柳政太郎の「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」という考えを現在も受け継ぎ、教科研究部ごと、また教員個人ごとに研究テーマを決めて、日々教育・研究にあたっています。この教育改造研究会は、こうした取り組みの一環で1973年にスタートし、今回で42回目を迎えました。
研究テーマは今年度も継続して「探究する子の育成」を掲げています。3年目となる今年度は、「子どもたちの探究」について焦点を当てています。教科学習における探究や、学校全体として「探究する子の育成」をどのように描いていけるのかについて検討し、さらなる探究サイクルの研究を進めています。
第1部では、3年生以上の正課である「劇の時間」の成果発表として、4年柳組による劇「ちびっ子忍者 ~令和のちび忍 挑戦状~」を上演しました。その後、1日目と2日目合わせて15の公開授業や実践発表を行いました。各授業の後は、授業者、外部講師、参観された方々で協議会を行い、授業についての質問や感想、講評をいただいたり、参加者同士の意見交換を行いました。また、全体講師として東京大学大学院教授の藤江康彦氏をお迎えし、1日目と2日目の最後に講演会を開催しました。
今回の研究会も、全国から多くの先生がご参加くださいました。ご参加くださった方々とともに教育について考える貴重な時間となりました。