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  • 2021.02.26

    より良い授業のために — 数学科授業研究会 —

 2月20日(土)、成城学園初等学校数学研究部主催の数学科授業研究会を行いました。
数学科授業研究会は、教育関係者の方に実際の授業をご覧いただき、その後授業法などについて参加者と講師で意見交換、情報交換を行うというもので、毎年定期的に開催しています。例年、全国各地の小学校の先生方を中心に多くの方にご参加いただいています。
 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言下での開催となり、学外からご来校いただくのが難しいため、昨年8月に開催した前回に引き続きオンラインでの開催となり、約70名の方が参加されました。今回の研究会は「第6学年比例と反比例の学習」をテーマに、2クラスの授業をご覧いただきました。

複数のカメラから2コマの授業をライブ配信。参加者の方には遠隔で参観いただきました

 教室内は授業者と生徒、そして運営に関わる最少人数だけで授業を行い、参加者はウェブ会議システムを通して参観していただきました。授業後は、東京学芸大学教授の中村 光一先生を講師にお迎えして、研究協議会を行いました。質疑応答では参加者の方から授業者へ、多くの質問が寄せられ、遠隔での開催ながらも大変活発な意見交換がなされました。その後、講師の中村先生より講評をいただき、大変有意義な研究会となりました。

研究協議会の冒頭、授業者が授業のねらいや使用した教材について、狙い通りに進んだ点・進まなかった点を振り返り説明

 成城学園初等学校には、創立当時から掲げている教育の4つの『希望理想』があり、その1つが「科学的研究を基とする教育」です。創立者・澤柳政太郎の「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」という考えを現在も受け継ぎ、教科研究部ごと、また教員個人ごとに研究テーマを決めて、日々教育・研究にあたっています。今回の数学科授業研究会も、こうした取り組みの一環です。
 成城学園初等学校は、こうした研究会を通してよりよい授業となるよう教員同士が常に考え、子どもたちへの指導に生かしていけるよう研究を続けています。

数学科授業研究会
「第6学年比例と反比例の学習」 2月20日(土)

授業① 6年楓組  授業者:菊地 良幸(成城学園初等学校教諭)
授業② 6年白樺組 授業者:高橋 丈夫(成城学園初等学校教諭)
協議会・指導講評

講師:中村 光一先生(東京学芸大学教授)

パネリスト:青山 尚司先生(暁星小学校教諭)

司会:杉田 博之先生(成城学園初等学校 前副校長)



主催:成城学園初等学校 数学研究部

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