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  • 2020.08.06

    オンラインで数学科授業研究会を開催しました

 8月1日(土)、成城学園初等学校数学研究部主催の数学科授業研究会を行いました。
数学科授業研究会は、教育関係者の方をお招きして授業をご覧いただき、その後授業法などについて意見交換を行うというもので、毎年定期的に開催しています。例年、全国各地の小学校の先生方を中心に、約70~80名の方にご参加いただいています。
 今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でご来校いただくのが難しいため、初の試みとしてオンラインで開催しました。今回ご覧いただいたのは、6年生の「円の直径と円周」の授業。教室全体の様子や板書に加え、子どもたちの発言やノートの書き方なども詳しく見られるよう、カメラを4台使い、ウェブ会議システムを通して参加者の方に授業を参観いただきました。授業後には、文部科学省教科調査官の笠井健一先生、東京学芸大学教授の中村光一先生のお二人を講師にお迎えし、研究協議会を行いました。参加者の方からは、さまざまなご質問やご意見をうかがうことができ、とても有意義な会となりました。

複数台のカメラを通して、さまざまな角度から授業をご覧いただきました

  • 研究協議会の冒頭、まずは授業のねらいなどを授業者の教員が説明
    研究協議会の冒頭、まずは授業のねらいなどを授業者の教員が説明

  • 笠井先生、中村先生から、資料をもとに解説いただきました
    笠井先生、中村先生から、資料をもとに解説いただきました

 成城学園初等学校には、創立当時から掲げている教育の4つの『希望理想』があり、その1つが「科学的研究を基とする教育」です。創立者・澤柳政太郎の「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」という考えを現在も受け継ぎ、教科研究部ごと、また教員個人ごとに研究テーマを決めて、日々教育・研究にあたっています。今回の数学科授業研究会も、こうした取り組みの一環です。
 新型コロナウイルスの影響で休校にせざるを得ない事態を経験したことで、子どもたちと授業ができる喜び、その意義を改めて感じています。1回1回の授業をよりよいものにできるよう、これまで以上に力を入れて授業研究を続けていきます。

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