TOPICS

  • 2019.11.08

    よりよい授業をめざして —校内授業研究会—

 成城学園初等学校には、創立当時から大切に継承している教育「4つの『希望理想』」があり、その1つが「科学的研究を基とする教育」です。創立者・澤柳政太郎の「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」という考えを現在も受け継ぎ、教育にあたっています。
その一環として、年に数回行われているのが、校内授業研究会です。教員同士が授業を見合い、よりよい授業について意見を交わします。
10月23日(水)に行われた研究会では、4年生の1クラスを対象とし、美術(工芸)と理科を2コマ続きで授業を実施。工芸では発泡スチロールのトレイを使い、うちわで扇いで進む船などを制作し、次の理科の時間では、工芸で作った作品をうまく進ませるためにはどうしたらよいか、「風力」をテーマに授業を行いました。工芸と理科、関連性のないように見える教科の間につながりを持たせることによって、子どもたちの取り組み方がどう変わっていくかということを研究しました。
教員たちは、子どもの様子をじっくり観察してメモに取ったり、動画を撮影したりし、その後の協議会で活発な議論を交わしました。最後に、講師としてお招きした東京大学の藤江康彦先生よりご講演をいただきました。
 成城学園は、よりよい教育を目指して、教員同士が学び合い子どもたちへの指導に生かす機会を大切にしています。

TOPICS一覧

page top