初等学校だより
初等学校だより
成城学園では、異年齢交流を盛んに行っています。初等学校の「つながりの時間」では、1年生から6年生で形成されたユニットによる活動を通して、異学年での人間関係を築きながら深めていきます。
12月12日(火)から14日(木)にかけて、つながりの活動の一環として、1年生と2年生が交流を行いました。今回は、2年生が工芸の時間につくった「ビー玉くんの大ぼうけん」で1年生と一緒に遊びました。「ビー玉くんの大ぼうけん」はダンボールと釘や紙コップ、割り箸等を使って作られ、どれもユニークなアイディアがあふれた作品でした。2年生が1年生に遊び方を教えてあげたり、「こっちでも遊んでみて!」と声をかけたりする様子もみられ、一緒に楽しみながら交流を深めました。
作品を作った2年生は、自分たちが1年生の時、同じように2年生が作った作品で遊ばせてもらった経験があります。上級生がしてくれたことを今度は自分たちが下級生にしてあげることで、学年を越えた交流が広がっています。
早速ビー玉をころがしてみます
面白さにすっかり夢中の様子
2年生が1年生に声をかけながら、一緒に楽しみました
作品はどれも創意工夫がみられるユニークなものばかり
2年生がしっかり進行してくれました
最後は今日のお礼を伝え合いました
交流を終えた2年生の子どもたちからの感想を一部紹介します。
「わぁー、むずかしいけど面白い!」12月11日、学校の工芸の授業で、僕とクラスのみんなで「ビー玉くんの大ぼうけん」というテーマの名前で、1年生に楽しんでもらう遊びをつくりました。どうしてかというと、1年生に楽しんでもらえる遊びをつくることが課題だったためです。
「ビー玉くんの大ぼうけん」とはビー玉を転がすめいろのことです。
僕のめいろの材料は、ビー玉、紙コップ、ストロー、折り紙、木材です。ビー玉以外の材料を組み合わせて、ホットメルトでくっつけて、めいろをつくりました。注意したところは、ホットメルトでしっかりとこていすることです。どうしてかというと、軽くつけただけだとすぐに取れてしまうと思ったからです。クラスでいくつかのグループに分かれてつくり、僕たちのグループは、それぞれがつくっためいろを合体させて、めいろのむずかしさレベルを1から3までつくりました。他のグループもそれぞれ楽しそうなめいろをつくりました。
めいろを見た1年生たちは、目をまん丸くさせてワクワクした表じょうにみえました。僕は、ルール説明を担当しました。ルール説明が終わった後、1年生が実際にやってみたところ、とても上手にビー玉を転がしていました。一発でクリアする子もいました。
「みんなすごい上手!僕ならこんなかんたんにクリアできないな。」
僕はおどろきながら、心の中でそう思いました。
「あー、むずかしいけど、面白いな!」
そんな言葉を聞いて、僕はつくってよかったな、とてもうれしい気持ちになりました。
1年生のためにつくることは、とても楽しくて、つくる僕たちもワクワクしながらつくりました。こういう時間がまたあるといいなと思いました。
桧組I.T