4つの希望理想

本校には、創立当時から大切に継承している
教育の4つの『希望理想』があります

  • 個性尊重の教育

    個性尊重の教育

    『子ども達は、それぞれに違った天分や能力を持っています。それらを学校生活の中で発見し、遺憾なく発揮せしめること。』これが創立以来本校が『希望思想』の第一に掲げている教育の基本姿勢です。教科の学習にはもちろん、教科外活動や校外学習においても、ひとりひとりの発想や思考を大切にし、それらを生かす場を設けるように心がけています。国語や数学の学習では、独自の学習材を用いて、個人の能力に応じ進度を調節できる学習方法を取り入れています。音楽・美術をはじめ、劇・文学・映像・舞踊などの特色ある教科では、それぞれの子ども達が活躍できる表現の場を用意しています。

  • 自然と親しむ教育

    自然と親しむ教育

    校内には樹木が多く、自然の勾配を利用した坂や池もあります。そのような緑と土に囲まれた空間の中で、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。歓声をあげてどろだんご作りに興じたり、真剣なまなざしで木登りにチャレンジする子どもの姿。子どもたちにとっては、自然も立派な教育者なのです。実のなる樹木も多く、季節ごとには様々な花や実が、豊かな香りと彩りを子ども達に届けてくれます。安全には充分な配慮をしていますが、子ども達は、教師と共に自然に触れ合いたくましく育っています。遠足・夏の学校など、校外教育の機会を多く設けているのも、子ども達が自然を自らの肌で感じ、自然を敬愛する心を身に付けて欲しいと考えているからです。

  • 心情の教育

    心情の教育

    本校の教師の第一条件は、創立以来『子どもが好きで、子どもを愛することができる人』だと言われています。『子どもたちの心を理解し、子どもと一緒に泣いたり笑ったりできる。』そのような信頼関係の上にたって子どもと共に多くの課題に挑み、時には厳しく指導もする教師を目指した私たちは日々努力をしています。教科学習のうち、文学や劇の授業では、そこに登場してくる人物の心情や生き方、人間関係から自分自身の身の回りのことを考えたりもします。音楽や美術の授業では、早くから『本物』に触れる機会を設け、その道の第一線で活躍している方に直接指導していただく機会も設けています。また、劇の会・音楽の会・文化祭など、子ども達の創造的表現活動の場が多いことも、心身の健全な成長に大きな意味があると考えています。

  • 科学的研究を基とする教育

    科学的研究を基とする教育

    遊び・散歩・劇・文学・映像・舞踊など他校に見られない授業を行っていたり、数学や国語のように独自の学習材を用いて授業に取り組んでいるのも、本校が創立以来『科学的研究を基とした実験学校』を標傍しているからです。時代の状況を見据えながらも、それらに流されることなく、独自の研究に基づいた『真の教育』を目指しています。長年の実績を踏まえた伝統を大切にしつつ、『情報・環境・国際理解・福祉』など、社会の変化に応じた新しい視点からも教育の見直しを図っています。

成城から始まったもの

成城学園初等学校には、たくさんの『はじめて』があります。日本の教育界をけん引するために様々な研究が行われ、成城から全国に広がった実績は少なくありません。そのいくつかをご紹介しましょう。

学芸会の先駆け
大正10年11月27日、日本で初めての小学生による『第1回成城・学校劇の会』が行われました。その後、『学校劇』は成城から全国に広がり、『学芸会』として多くの学校で実践されるようになりました。

スキー教室の伝統
スキー学校が始まったのは昭和初期。スキー界の第一人者ハンネス・シュナイダー博士を招いての研修会が行われました。戦後はオーストリア国立スキー学校のクルッケンハウザー教授の指導も受け、今日に至ります。

児童のための図書館
昭和6年9月、日本初の独立した『児童図書館』が誕生しました。『子どもたちにたくさんの本を読んでもらいたい。本を好きになってもらいたい。』という初期の精神は、今日のカリキュラムにも受け継がれています。

 

初等学校は、成城学園の原点なのです

澤柳政太郎先生

成城学園初等学校は、大正6(1917)年に澤柳政太郎(さわやなぎまさたろう)先生が、画一的な教育を打破するために実験学校として成城小学校を創立したのが始まりです。その後1947年に現在の校名に改称、創立以来の理念は今日まで受け継がれています。初等学校は、成城学園の原点なのです。

本校では、感じる心、考え、創造し、表現する力をじっくり養います。『学校は子どもたちのためにあるべきである』この考え方のもとに、教育方針や教育内容が定められ、無理のない自然な方法で児童の特性や個性を育んでいます。カリキュラムは、一般の学校で行われている教科の他に、「文学」「劇」「映像」「舞踊」「遊び」「散歩」「読書」「英語」「特別研究」など情操教育・総合教育に力点を置いた時間を特設しています。これらの教科によって、自然や社会、人間をみつめる豊かな感性を育てることを目指します。

 

ミッション

「基礎・基本をしっかり身につけさせ、さらに人間関係を深めていける場としての学校」これがこれからの成城学園初等学校の姿です。子どもたちが本来持つべき自由を尊重し、その自然の発育を助ける環境の中で、自然や社会についての科学的認識を高め、知的・情操的側面の発達を、技術技能および創造力・表現力とともに育成し、また、身体的・運動的な側面の発達を助成し、さらに、円滑な人間関係を築く力を養い、バランスの取れた人材の育成を目指します。

ビジョン

成城学園初等学校は、一貫して、“子どもを中心に考えた学校づくり”を目指してきました。100年に亘るその伝統を踏まえ、第2世紀に向けた教育改革『100年プラン』を進めます。

  • ■個性尊重の教育
    子どもたちはそれぞれ違った個性を持っています。その個性が発揮できる様々な場を設け、一人ひとりの発想や思考を大切にすることで、個性を尊重し、その伸長を図り、可能性を引き出します。また、個に応じた学習を通して、「主体的に取り組む姿勢」を養い、さらに能率の高い教育を通して、基礎・基本をしっかり身につけさせます。

  • ■自然と親しむ教育
    緑と土に囲まれた恵まれた環境のもと、自然に存分に浸らせながら心身の健やかさとたくましさ(剛健不撓の意志)を育みます。また、「自然は偉大な教育者である」をモットーに、自然を肌で感じながら学ぶ場としての校外教育の機会を多く設けるとともに、自然を敬愛する心を育てます。

  • ■心情の教育
    情操教育・綜合教育の領域の時間を特設し、感性に働きかけるたくさんの機会を設ける(鑑賞の教育)ことで、豊かな情操を育みます。また、創造力、表現力を伸長し、楽しみながら積極的に自己表出できる資質を培います。

  • ■科学的研究を基とする教育
    「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」との教えを守り、常に向上心を持ち、研鑽を積み、日々の教育活動に励みます。また、「科学的研究を基とした実験学校」としての使命を忘れず、長年の実績を踏まえた研究を継承しつつ、社会の変化に応じた新しい視点からの教育の見直しを常に図っていきます。

  • ■人間関係を深める教育
    新設する「つながりの時間」や学校生活における様々な活動を通して、自己肯定や他者理解、コミュニケーション能力、社会性、思いやり等、円滑で豊かな人間関係を築く力を育み、社会の一員としての自覚を高めます。

  • ■国際理解教育・三位一体の教育
    英語教育の充実や「英語で遊ぼう」等の活動を通して、国際理解教育を推進し、世界に目を向け、異文化を理解・受容するとともに国際社会に貢献しようとする精神を培います。また、教師・保護者・児童の間に長い伝統の中で築かれた、心と心の行き交う教育の場を基盤としつつ、地域社会との接点をも大切にした教育活動を進めます。