初等学校だより

初等学校だより

3月2日(土)に第220回劇の会が行われ、4年葵組、5年柚組、6年椿組の劇が上演されました。上演した劇のタイトルは以下の通りです。

4年葵組 ほんとうの宝物は?
5年柚組 スキー学校失踪事件
6年椿組 もういちどハッピーバースデイ

4年葵組 ほんとうの宝物は?

舞台は「世界宝物コンクール」の会場。世界各国の代表が「これこそ宝物!」と思うものをおのおのが持ち寄り、審査員にプレゼンテーションしています。月の水や空飛ぶじゅうたん、財宝、恐ろしい爆弾をいかにすばらしい宝か訴える国もあれば、お年寄りや精いっぱい働くこと、子どもたちこそが世界の宝だとアピールする国もあり、国によって価値観はさまざま。「ほんとうの宝物」は何か、演じる葵組と観客が一緒に再確認していく内容になっています。会場全体に通る声と体全体を使った元気いっぱいの演技が魅力的で、観客との掛け合いもあり、見る人を葵組の表現する世界へ惹きつける素敵な劇を披露しました。

5年柚組 スキー学校失踪事件

柚組は楽しみにしていたスキー学校へ出かけました。ところがスキー学校の最中に子どもたちが忽然と消えてしまいました。先生たちは、子どもたちを捜索するため、探偵に依頼することにします。ホテルを訪ねる探偵たちは、ホテルの怪しい支配人や従業員と出会い、ガードマンや番犬のケルベロスと対戦しながら一歩ずつ子どもたちの元へと近づいていき、最後にはついに発見します。柚組オリジナルの劇で、スキー学校を舞台に繰り広げられるストーリーからは、柚組の子どもたちがスキー学校を楽しんで過ごした様子や普段からの仲の良さが伝わってくるような劇でした。

6年椿組 もういちどハッピーバースデイ

「人生がつまらない」と感じているなつみは何に対しても投げやりな態度を取ってしまう。そんななつみの前に怪しい集団バースデイギャングが現れ、なつみは1億円と引き換えに誕生日を奪われてしまう。誕生日を失うことはこの世に生まれていないのと同じこと。両親も友達もなつみが誰だか分かりません。なつみは、誕生日を取り返すために、捨てられた人形のエミと一緒に旅に出かける。生きる道に迷っているなつみが旅を通して成長していくストーリーです。コミカルな演技とシリアスな演技、緩急のある表現で観客をどんどんストーリーに引き込んでいく椿組の劇でした。

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