初等学校だより
初等学校だより
7月1日(土)に第218回劇の会が行われ、4年桜組、5年欅組、6年竹組の劇が上演されました。上演した劇のタイトルは以下の通りです。
4年桜組 ~キャッツより~「われこそはネコ」
5年欅組「この紋所が目に入らぬか」
6年竹組「進め大地をふみしめて ’23」
4年桜組 ~キャッツより~「われこそはネコ」
桜組は大震災後のネコたちの世界をミュージカルで表現しました。知識や教養を大切にするインテリネコ、伝統やしきたりを大切にする侍ネコ、ブランド物が大好きなブランドネコ、踊ることが好きなダンシングネコなどネコたちの世界も個性豊かです。震災で飼い主さんとはぐれてしまったキャシーは、食べ物がなく住むところもなく独りぼっちでいたところを他のネコの優しさや接して救われました。ネコの長老の一言でそれぞれが考える生き方を紹介するネコたち。キャシーは目に見えないけれど人を思いやる温かな心や優しさがいかに大切かを歌い、それを聞いた周りのネコたちの心にも変化が…。
3年柳組が客席から歌の応援で参加。力強い歌声で桜組の劇を陰から支えました。
5年欅組「この紋所が目に入らぬか」
欅光圀公、すけさん、かくさん、ふねさん、いよさんはドラマで上手く演じられず監督に怒られてばかり。怒鳴ってばかりいる監督にうんざりしていた5人は、近くにあった銅像にお願い事をします。すると、江戸時代にタイムスリップしてしまいました!江戸の町で暮らす町人、侍や忍者との出会いがあり、なんとドラマの設定と同じく悪代官まで登場します。窮地に立たされた5人は、これまで何度やっても上手くできず監督に叱られていたドラマと同じシーンを堂々とした迫真の演技で切り抜け、みごとピンチを乗り切り現世へ戻ました。タイムスリップして得た経験で、演技力をつけただけでなく監督の自分たちへの想いも知った5人。最後は「最高の演技!」と監督のOKをもらい大団円を迎えました。
6年竹組「進め大地をふみしめて ’23」
ボンバルリーナ率いるドラネコたちが力で支配する世界で、虐げられた生活を送る犬たち。ついに我慢の限界を迎えた犬たちは自由を求めてドラネコたちに立ち向かう決意をします。かつてボンバルリーナの片耳をかみちぎりダメージを与えたという伝説の犬のガン鉄さんに助けを求める犬たち。ですが、ガン鉄さんはドラネコをやっつけるのではなく、ボンバルリーナと握手することが本当の自由、本当の平和な世界を取り戻すことだと言います。舞台と客席を大きく使った演技と、ネコの気持ち、犬の気持ちを表現した歌で、さすが6年生と感じさせる劇を披露した竹組。5年柚組も歌の応援で参加し、最初から最後まで観客を惹きつけました。