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  • 2025.06.30

    幼稚園年長組 デジタル・シティズンシップ教育

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 成城学園では、2022年度よりデジタル・シティズンシップ教育(以下、DC教育)のカリキュラム化に向けて各校で検討を進めています。その活動の一環として、幼稚園で年長組の園児を対象に、年長組の教師が講師となり、DC教育の活動を行いました。

 教師が、「インターネットって知ってる?」「インターネットをどんな時に使った?」と子どもたちに投げかけると、「パソコンでやるもの!」「ママのスマホでゲームしてる」「タブレットでYouTube見るよ!」など、子どもたちが日常生活でどのようにインターネットを使っているかを詳しく教えてくれました。また、インターネットを使う時は「ママがいいよって言ったときだけ」「YouTubeの動画は1日3つまでって決めてる」「1日30分だけゲームをやってもいいんだよ」など、各ご家庭での約束事についても教えてくれました。

 その後、7歳のインターネットを使うのが大好きな主人公が登場する動画「オンラインのあんぜん」を教師と一緒に観ました。スマホやタブレットを使って写真を撮影したり、撮影した写真を加工したり、絵を描いたり、調べものをしたり、遠くの土地に住む動物を見ることができたり、遠くに住むおばあちゃんとお話ししたりと、動画の主人公がインターネットを使ってさまざまなことにチャレンジしている動画でした。その主人公から、交通ルールと同じようにインターネットを使う時も守るべき3つの約束があることも教えてもらいました。
 1.大人の人に聞いてから見る
 2.お話しするのは知っている人だけ
 3.子どもが観ていいところだけを観る

 この約束がどうして大切か、先生と話し合いました。そして、今日ここでお話しした内容を、お家の人にもお話しすることを先生と約束して今日の活動が終わりました。降園時に、年長組の保護者の方々にも、このDC教育の内容を共有し、家族で話し合うことができるよう、お願いしました。
 「普段動画を観ない人やゲームをしない人はいる?」という投げかけに、手を挙げている子どもたちもいました。基本的に、幼児期は実体験が大切なことは言うまでもありません。実体験の中で想像力を膨らませながら遊ぶ時間を十分に保つことは重要だと考えています。幼稚園では、iPadを使って教師と調べることはありますが、初等学校に進学すると、一人ひとりが学習でiPadを使うなどその用途は大きく広がります。インターネットを使うことのメリットを最大限に生かしながら、年次ごとに使用するルールをしっかり覚え、約束事を守ることで安全に快適に利用できるよう、DC教育を続けていきます。

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