幼稚園生活
1月15日(水)に幼稚園の園庭で年中組がイチゴの苗植えをしました。東京中央食育事業組合代表でイチゴの露地栽培キットの制作・販売を手掛ける「イチゴde Happyプロジェクト」代表でもある梅原義彦さんご指導のもと、幼稚園の園庭で子どもたちがイチゴの苗を植えるためのプランターづくりを体験しました。最初にイチゴが育つ土について教えてもらいました。腐葉土という土には、イチゴの成長を助けるたくさんの栄養が詰まっているということや、その腐葉土にさらにヤシガラというココナッツからできる土を混ぜるとさらにおいしいイチゴができることを教わりました。くさかんむりに母と書く「苺」の漢字が表すとおり、イチゴは一度植えると翌年にはたくさん増える(子どもができる)多年草という種類であること、1月に植えて5月に実がなるから「イチゴ」と名付けられたという名前の由来についても教えていただきました。
お話を聞いた後は3、4人ずつに分かれてプランターに腐葉土とヤシガラを詰めていきました。大きな土のかたまりをほぐしたり、シャベルで土をきれいにならしたり、みんなで協力して土を盛り、プランターを移動して準備が整いました。梅原さんにご協力いただき、イチゴの苗植えが無事完了!「イチゴの栽培はここからがスタート。たくさん水をあげて、しっかり観察してみてください」と梅原さん。今回植えたのは「東京おひさまベリー」という品種のイチゴだそうで、3月ごろに花が咲き、5月ごろにイチゴが収穫できるそうです。
今回の苗植えは、中学から大学まで成城学園で学んだ卒業生でもある梅原さんのご厚意により、幼稚園にイチゴの苗と、イチゴの栽培に適した水はけの良いプランターを寄贈いただいたことで実現しました。子どもたちに食物を育てる機会を提供し、「おいしいものを食べてほしい」という思いから、これまで多くの幼稚園や保育園にイチゴの栽培キットを寄贈する活動をされています。この日は子どもたちから「イチゴ!イチゴ!」と歓声が上がり、楽しみながら苗植えをする様子が伺えました。大切に育てながら、子どもたちみんなでその成長を見守っていくことでしょう。
最初にイチゴに関するいろいろな知識を教えてもらいました
この日植える苗をじっくり観察
最初に腐葉土をプランターに敷き詰めます
続いてヤシガラを上から乗せて土をならします
土の準備ができたら、協力してプランターを栽培場所へ移動
苗を植える様子を見せてくれる梅原さん
子どもたちによるイチゴ栽培が始まりました