幼稚園生活
5月29日(月)、年長組で造形活動をおこないました。講師はこれまでの造形の時間もご担当いただいている彫刻家の高橋智力先生です。今回は、右手と左手それぞれの手を使って絵を描きました。
最初に利き手と反対の手を紙の上に置き、利き手を使って色鉛筆で手の形をなぞります。「手の形に色々な色を使って絵や柄を描いてみよう。楽しい絵を考えてみてね」。画用紙と色鉛筆を受け取ると、早速、自分の手をなぞりかたどってみます。カラフルに色を塗ったり、お花や木を描いたり。個性が光る作品が次々に完成しました。
2枚目は反対の手を使って挑戦。利き手を紙の上に置き、利き手と反対の手を使って手の形をなぞります。手をかたどったら、そのまま反対の手で絵を描いていきます。「はじめて反対の手で絵を描くよ」「しっかり押さえないと紙が動いちゃう」。最初は苦戦する声が聞こえてきましたが、子どもたちはとても上手に手を動かし、楽しい作品を描いていました。
智力先生からは「上手に描かなくていいよ。右手で描いたときと左手で描いたときの違いや、思ったことはあるかな。発見したことを大事にしようね」とお話しがありました。
自分の手をじっくりみたり、いつもと反対の手を使ってみることで、普段は当たり前のことに目を向けた子どもたち。それぞれの気づきや発見がありました。
まずは利き手を使って手の形をなぞります
手をかたどったら、色鉛筆で自由に絵を描きます
2枚目は利き手と反対の手を使って挑戦
反対の手でも上手に手を動かし、楽しそうに絵を描く子どもたち
とても集中した表情もみられました
いつもと違う手を使って「疲れた」との声も
楽しい作品がたくさんできました