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  • 2022.05.27

    自分だけの窓を開けたら何が見える? -年長組造形活動-

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 5月23日(月)、年長組で造形活動をしました。講師はこれまでの造形の時間もご担当いただいている彫刻家の高橋智力先生です。この日は年長組になって初めての造形活動。これまでの造形活動で使用したクレヨン、えんぴつ、はさみ、のりなど、道具をたくさん使って作品作りをしました。
 「みんなのお家の窓からはどんな景色が見える?」智力先生の質問に「公園!」「木が見える!」「お庭!」と色々な声が上がります。「もし自分だけの窓があったらどんな景色が見たい?自分だけの窓だから何でも好きなものでいいんだよ」。先生が問いかけると、子どもたちの中に自由で楽しい色々な景色が浮かんだようです。この日は、画用紙にクレヨンで子どもたちが見たい景色の絵を描き、もう1枚の色画用紙に定規とえんぴつ、ハサミを使って窓を作り、2枚の画用紙をのりで貼り付けることで、窓を開いたらそれぞれの景色が見えるという作品作りに挑戦しました。たくさんの道具を使用し、いくつもの工程を重ねて行う造形活動は、道具の扱いができるだけでなく、最後まで作品を仕上げる集中力が必要です。さすが年長組の子どもたち、作品作りに取り組んだ全員が途中で飽きたり、諦めたりせず一気に作品を仕上げました。出来上がった作品の窓を開いてみると…そこには一人一人の見たい景色が広がりました。自分だけの窓をそっと開ける子どもたちの顔はとても満足そう。終わりのご挨拶で「次の造形の時間も楽しいことしたい!」という言葉が出るほど、次回の造形活動が楽しみのようでした。

「幼稚園の窓からは何がみえるかな?」。実際見える景色から、子どもたちが見たい景色を想像して画用紙に描いていきました

作品作りに集中する子どもたち。夢中になってあっという間にそれぞれが見たい景色を描いていました

今度は窓枠になる色画用紙選び。どの色がいいかずっと迷いながら決める子、さっと選ぶ子とさまざま

  • 同じ長さの線が描けたり長さを測ることができる「定規」という道具を教えてもらい、それを使って線を描きました
    同じ長さの線が描けたり長さを測ることができる「定規」という道具を教えてもらい、それを使って線を描きました

  • 引いた線、折った線に沿ってハサミで画用紙を切ります
    引いた線、折った線に沿ってハサミで画用紙を切ります

最後にのりを使って2枚の画用紙を貼り付け。2枚を重ねる難しい作業を先生に手伝ってもらって貼り付けます

画用紙の窓を開くと、自分たちが描いた見たい景色が現れました。窓を開いたときの表情はみんなとても満足そうでした

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