幼稚園生活
3月10日（木）、幼稚園でふれあいコンサートを行いました。感染症対策として、学年ごとの3回公演でピアノのコンサートを鑑賞しました。
演奏は、前年度に続き成城学園を卒業し、世界で活躍されているピアニストの稲田（小宮山）潤子さんをお招きしました。「おしゃべりしないで、静かに演奏を聴くすてきなお客さんになってください」「聴き終わったら、ありがとうの気持ちで拍手しようね」。演奏の前に教師がコンサートのマナーについて子どもたちと約束してから演奏会場のホールへ移動しました。
この日の演奏はプーランクの3つの無窮動 から始まり、ドビュッシーの前奏曲集 第2集より『花火』 に続きました。「聴きながらどんな花火が思い浮かぶかな？想像してみて」。稲田さんが演奏前に、次はどんな曲か一つ一説明してくれました。ラフマニノフの幻想的小品集 作品3より 第2番 前奏曲『鐘』嬰ハ短調 は、作曲家のラフマニノフが最近ニュースでよく耳にするロシア出身の作曲家であることや、この曲をきっかけに注目されるようになったことなど、子どもたちが曲により興味を持てるようにわかりやすい解説をした後に演奏を披露してくれました。ピアノの曲に合わせて、一緒に指を動かすようにしてリズムを刻んでいる子どもが何人もいました。
ふれあいコンサートのねらいの一つとして“本物に触れる”があります。今回は間近で演奏する姿を見て、耳で心地よい音楽を感じる貴重な体験をすることができました。
ピアニストの稲田さんを拍手でお迎え
迫力あるピアノの演奏を間近で聴いた子どもたち。マナーを守って鑑賞することができました
プログラム
フランシス・プーランク
♪3つの無窮動
クロード・ドビュッシー
♪前奏曲集 第2集より 『花火』
セルゲイ・ラフマニノフ
♪幻想的小曲集 作品3より 第2番 前奏曲『鐘』嬰ハ短調
フレデリック・ショパン
♪スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
