幼稚園生活

最近の出来事

 9月21日(火)、年中組の造形の時間に紙に色えんぴつで絵を描く作品作りをしました。講師はこれまでもご担当いただいている彫刻家の高橋智力先生です。
 今回は身近にありそうなコップや四角いケースの縁をなぞって、形を描く作品作りに挑戦。物を使っていろいろな形を描くので、自由に絵を描くのとはまた違った規則的な模様や柄を描くことができます。「色えんぴつを持っていない方の手でしっかりコップを押さえておくんだよ」。描く手、物を押さえる手の両手をしっかり使わないときれいな線が引けず形が歪んでしまうので、きれいに描くコツを先生が教えてくれます。コップの縁や四角いケースのいろいろな辺を使って直線や丸、三角、四角などいろんな形を描き、さらに形を重ねて描くことで複雑な模様を作っていきます。形が重なった部分に色を塗って作品を仕上げていきました。
 点と点を結ぶことで「線」が現れ、線と線の出会いと集合により今度は「面」が出現し、最終的にその面と面が組み合わさる事で「立体」が出来上がります。今日は、その逆のプロセスとして、既に「あたりまえに存在するモノ(立体)」を平面に写しとると、どんなカタチとの出会いがあるのか、出会ったカタチからどの様な線の構成を見出せるかといった、逆転の思考を遊びながらなぞることで、さらなる想像力をかきたてるアートの世界を楽しくお散歩しました。
「お家にあるいろんなものを使って形あそびをしてみるともっといろんな発見ができるよ」。今回はコップと四角を使って作品作りをしましたが、セロハンテープやブロック、お皿など身近にあるいろんなものでも形あそびができることも教えてもらいました。

智力先生の説明とお手本に集中する子どもたち。作品作りへの姿勢が身に付いてきました

説明を聞いたら作品づくりスタートです。先生の説明をしっかり理解して、どんどん作業を進めます

あっという間に丸や四角の形がたくさん描かれました

丸や四角の形の中を色えんぴつで塗って作品を仕上げていきます

同じ道具を使っても完成した作品は一つ一つ全く違います。先生に何を描いたか楽しそうに説明する子どもたち

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