幼稚園生活
5月27日(木)と31日(月)の2日間にかけて、年長組で造形の時間に絵の具を使った作品作りをしました。
講師はこれまでの造形の時間もご担当いただいている彫刻家の高橋智力先生です。
1日目の作業は、画用紙に好きな絵を描くこと。色画用紙に少し濃い目の絵の具を使ってのびのびと絵を描きました。2日目、「今日は描いた絵にマスキングテープを貼ってみよう」と高橋先生。絵の上の好きな場所、好きな形にテープを貼るように見本を見せてくれました。マスキングテープを使って絵画制作をするのは初めての子どもたち。夢中になってはテープを貼っていきます。同じ指示でも規則的に貼る子、ぐるぐると円を描くように貼る子、模様のように貼る子、さまざまです。「テープ貼りができたらその上や周りに絵の具を塗ってごらん」。1日目より少しやわらかい色調の絵の具を使って1日目とは違う絵を上に描いていきました。最後に「マスキングテープをゆっくりはがしてみよう!」高橋先生からの予想外の指示に戸惑いながらも、ゆっくりテープをはがしてみると・・・テープが貼られていたところからくっきりと下の絵が見えました。筆だけでは表現できない、直線やギザギザのある不思議で面白い作品ができました。
1日目は少し強めの色の絵の具を使用して画用紙いっぱいに色鮮やかに描きました
一人ひとり色々な色使い、塗り方で作品を仕上げていきました
マスキングテープを貼ることで、重ねて塗るだけでは描けない、奥行きのある作品ができました