幼稚園生活
3月10日(水)、幼稚園でふれあいコンサートを行いました。今年度、初めての音楽鑑賞となりました。
コロナ禍対応として、学年ごとの3回公演とするなど、万全の感染対策を取って開催することができました。
演奏は、前年度に続き成城学園を卒業し、世界で活躍されているピアニストの稲田(小宮山)潤子さんをお招きいたしました。演奏の前には、新しい試みとして稲田さんのご主人でピアノの調律師としてこちらも世界で活躍されている小宮山淳さんに、ピアノという楽器の構造についてのお話を伺いました。普段ははずすことのないピアノのパーツを一つ一つはずしていきました。「えーっ!?」という驚きの声や「壊れちゃうよ!」と心配の声が上がったのはどの学年も共通の反応でしたが、年少組は、その様子を食い入るように見つめ、年中・長はこの後はどうなるのかな?という興味を持って見るなど、学年によって反応に違いがありました。さらに鍵盤をはずして子どもの目の前に置いていただき、鍵盤をたたくとハンマーが上がり弦とぶつかって音が出るというお話の時には、みんなが集中して聞いていました。
ピアノ演奏は、昨年生誕250年を迎えたベートーヴェンの♪エリーゼのために から始まり、メロディーが流れると「知ってる!」という声もありました。次は、稲田さんが得意とする作曲家の一人、ロシア出身のラフマニノフの♪前奏曲集 Op.23.より第4番 ニ長調 ♪幻想的小品集 Op.3より第4番 ホ長調 道化役者 を子ども達が興味を持てるようなわかりやすい解説後に弾いてくださいました。ラフマニノフの早い指の動きのところでは、自分達もピアニストになった気持ちで目を閉じ、曲に合わせて手を動かす子どもが何人もいました。
最後にディズニーメドレーを演奏いただきました。
ディズニーの曲は子ども達も大好きで、聞いたことがあったり、知っているメロディーがありますが、この日は静かに聴き入っていました。このふれあいコンサートのねらいの一つとして“本物に触れる”がありますが、子ども達が本物に触れた時、自ら聴こうとする姿になることを見ることができました。
これから何が始まるのかな?と小宮山さんのお話に興味津々の年長組の子ども達。
鍵盤をピアノから出しました。「え~!こんな風になってるんだ!」と感心しきりの年中組の子ども達。
ピアノから鍵盤ごと取り出せることを始めて知りました!
素晴らしい演奏に、子ども達もじっと聴き入っていました。
音楽鑑賞会初参加の年少組の子ども達も喜んで聴いていました。
「素敵な演奏をありがとうございました。」とお花のプレゼント。
プログラム
ベートーヴェン
バガテル「エリーゼのために」イ短調WoO.59
ラフマニノフ
前奏曲集 Op.23より 第4番 ニ長調
幻想小品集 Op.3より 第4番 ホ長調 道化役者
ディズニーメドレー
ミッキーマウスマーチ
小さな世界
自由への扉「塔の上のラプンツェル」より
生まれてはじめて「アナと雪の女王」より