幼稚園生活

コラム「たいこばしくん通信」

 1学期、子どもたちが、幼稚園って楽しいところだなと感じながら毎日登園できたことが、何より一番嬉しいことでした!ただし、初めての集団生活は、順番を待つ、自分のペースでなく周囲に合わせたり、時には人に譲ったり、自分が使いたくても我慢したり、自分のやりたいこともおしまいにしなくてはいけなかったり、大変なこともあったと思います。3歳の時期は、まだ自分中心な上に、性格的に自分がやりたい、こうしたい、という自分の想いが強いと尚更です。こんなに楽しいことしているのに、先生はなんでおしまいって言うの?と、純粋にびっくりしているような子が多くいました。昨年の世の中は、自粛中で安心な家庭の中で過ごす時間も多かったと思うので、幼稚園という初めての社会に出て、自分の思い通りにならないこと、自分勝手なことをして人を待たせると迷惑をかけること、など子どもたちにとっては例年以上に多く経験したのかもしれません。そして、今学期、協調して周囲と生活するということを少しずつ覚えて、社会性を育んできました。

 年少組の子どもたちは、友達が大好きで、初めての社会での友達という存在が嬉しくて、本当によく喋ります 笑。自分が、という気持ちも強い。「今、先生の番」と話を遮らないと話が止まらないことも多いので、クラス全体の中で、もう少し自分で意識し、2学期以降も引き続き、今は何をするときか、話を聞くという意識をもつことを、本人が自覚できるように、目の前の楽しいことや面白いことばかりを楽しんでふざけると止まらないことがないようにしていきたいと思います。同時に、純粋な子どもたちなので、褒めた方が動き(身支度)が早くなり、片付けがはかどり、我慢する姿が目立ちます。自分が褒めてもらう、自分てすごいでしょ?という自己有能観で溢れています。〇ちゃんは?△ちゃんは?と自分の名前を言って、自分はできていることを教師に訴えます!私は、注意ばかりにならないよう、できている子の名前を呼んだり、〇ちゃんすごいね、とプラスの声掛けを多くするよう心掛けています(もちろん、メリハリを大切にしてダメなことは「できていません」とキッパリ話して叱ることもしました)。

 年少組は、今学期、フリーの多くの先生方にお世話になりました。着替えやトイレの補助をはじめ、たくさん一緒に遊んでいただきました。子どもたちは、友達や先生の名前もずいぶん覚えました!
 2学期の始業式で、色々な経験をし、成長した子どもたちに会うのが楽しみです。 

※年少組は、年齢的なこともあり、園医やご家庭とも相談の上、マスク着用は自由としています。 

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