第48回幼・初・中高合同研究会が開催されました
2023.10.03
さる9月13日(水)に、中学校高等学校を会場として、第48回幼・初・中高合同研究会「「成城デジタル・シティズンシッププログラム」実施にむけて 2年目~AI時代のメディア教育を考える~」が開催されました。
昨年度の第47回合研より(その様子はこちら)プログラム確立に向けた準備を進めている「成城デジタル・シティズンシップ プログラム」がテーマの2年目となります。今年度は、教員個々の本テーマに関する知識と児童・生徒への教授力向上を目指す年と位置付けられました。
まず第1部として、幼・初・中高の教員を6グループに分割し、デジタル・シティズンシップ教育における授業例のひとつとして「フィルターバブル」(インターネットの検索エンジンが閲覧履歴等から個人の思想や嗜好を推定し、その人の好悪に合わせた情報を取捨選択して表示することで、泡に包まれたように自分に都合のよい情報しか見えなくなってしまうこと)に関する授業を行い、各グループで積極的なディスカッションが行われました。また、生成AIに関する知見の向上のため、授業中の資料として示された情報や写真の中にAIの生成したフェイクが含まれている、という仕掛けが行われました。
続く第2部として、デジタル・シティズンシップに関する今度珠美氏(日本デジタル・シティズンシップ教育研究会エデュケーター)による講演が行われ、本テーマへの認識を深めました。
今後も、全学園一貫の情報教育プログラムの構築に向け、取り組みを進める予定です。
※研究会の内容については、『成城教育』201号(12月末刊行予定)にて掲載されます。