初等学校だより

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 1月15、16日の2日間、観劇会を行いました。仮校舎移転中ということもあり、今年はミュージックホールの音楽室を会場にして学年ごとに観賞しました。
演目は「手の詩・賢治の詩」。演出・演者を務める庄﨑隆志さんは手の詩人として活躍していて、指の動きを見せる演技がとても素晴らしいろう者の俳優さん。ノンバーバル(言語以外)・コミュニケーションによる劇を全国で行っています。広い講堂ではなく、音楽室というスペースなら、子どもたちに良さを感じてもらえるという思いから演目に選びました。時には写真屋さんに扮し、時には「注文の多い料理店」でコミカルな表情や動きからたくさん笑いました。「雨ニモ負ケズ」では宮沢賢治そっくりの出で立ちでシリアスな演技を披露し(3年生以上)、1・2年生は簡単な手話の挨拶を教わるなど、あっという間に40分のステージが終わりました。
 舞台の最後に庄﨑さんは手話でこうメッセージしました。「言葉に壁はないんです」。声はなくとも伝わることがあることを、子どもたちは理解してくれたのではないかと思います。

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