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  • 2020.09.30

    「教育改造研究会 ~コロナ禍での学びを考える~」を行いました

 9月26日(土)、第38回教育改造研究会を行いました。成城学園初等学校には、創立当時から掲げている教育の4つの『希望理想』があり、その1つが「科学的研究を基とする教育」です。創立者・澤柳政太郎の「教師は教育者であり同時に研究者たるべし」という考えを現在も受け継ぎ、教科研究部ごと、また教員個人ごとに研究テーマを決めて、日々教育・研究にあたっています。今回の教育改造研究会も、こうした取り組みの一環です。
 38回目となる今回のテーマは「コロナ禍での学びを考える」。いつもは、初等学校にご来校いただき、実際に授業を見学いただくのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためWeb会議システムを利用したオンラインで開催としました。私立、公立を問わず全国の小学校の先生方を中心として、約160名の方にご参加いただきました。
 まずは「コロナ禍での学校の取り組み」や「ホームルームの実践」など、これまで初等学校が実践してきたことが報告されました。続いて、国語、英語(オンライン授業)、数学、舞踊(対面授業)の公開授業をご覧いただき、授業後にはそれぞれの授業や教育法について参加者が意見交換する協議会を実施。活発な意見交換が行われました。

実践報告の様子

数学、舞踊は対面授業。教室に設置された複数台のカメラを通してさまざまな角度からご覧いただきました

英語、国語はオンライン授業。途中でオンライン上の少人数グループに分かれて授業を進めました

  • 講師の為田先生には、オンライン学習全般に関する個別質問にもお答えいただきました
    講師の為田先生には、オンライン学習全般に関する個別質問にもお答えいただきました

  • 活発な意見交換が行われた協議会
    活発な意見交換が行われた協議会

■実践報告
・コロナ禍での学校の取り組み
・ホームルームの実践(低学年・高学年)
・動画作成・配信
・体育科の取り組み

■公開授業

 科目 学年  授業形式  授業テーマ 
国語 2年 オンライン 柚組プロフェッショナル図かんを作ろう(どうぶつ園のじゅういを読んで)
数学(算数) 6年 対面 円の面積の求め方
舞踊 2年 対面 おもちゃにへんしん
英語 4年 オンライン 町で働く人の職業
 

■講師
・国語科      吉永 安里氏(國學院大 人間開発学部准教授)
・数学(算数)科  中村 光一氏(東京学芸大学教授)
・質問&座談会   為田 裕行氏
(フューチャーインスティテュート株式会社 代表取締役 / 成城学園 情報一貫教育推進検討委員会アドバイザー)

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