【データサイエンスの学び】シンギュラリティバトルクエスト2024「STREAMチャレンジPepper部門」にて優秀賞を受賞しました!
2025.02.17
シンギュラリティバトルクエスト実行委員会主催のシンギュラリティバトルクエスト2024「STREAMチャレンジPepper部門」のコンテスト※1において、成城大学のデータサイエンス・サポーター3名と成城学園中学校高等学校の高校3年生2名からなる成城学園高大連携チーム「成城DIVERSITY」が優秀賞を受賞しました。
応募チーム名:成城DIVERSITY
メンバー :島村 優(法学部4年)、黒川 莉帆(経済学部3年)、藤野 来望(法学部2年)
加藤 瑛麻(高校3年)、深澤 幸也 (高校3年)
発表タイトル:日本のマナーを発信するPepper
「STREAM※2チャレンジPepper部門」コンテストは、人型コミュニケーションロボット・Pepperを活用して、SDGsに関する社会課題を解決するためのプロジェクトに、チームとして取り組むものです。
具体的には、SDGsの目標達成に貢献する課題を自ら設定し、解決策を考案、プログラムとして実装し、実証実験を通して内容の評価・改善を行いながら課題解決の効果を確認するPDCAサイクル※3でプロジェクトを遂行し、最終的に一連のプロジェクトの成果について発表しました。
「成城DIVERSITY」チームは、SDGs 8番の「働きがいも 経済成長も」に注目し、増加する外国人労働者と日本人とが「相互に安心して仕事ができる環境作り」のため、お互いの文化的背景の理解が十分でないことから生じる心のすれ違いを回避できるように『Pepperによるマナー講座、相互理解のためのフリートーク』をプログラムとして実装しました。実証実験には、学内の有志教職員・学生だけでなく、留学生にも参加してもらうことにより、日本・海外の文化・マナーの違いやあいまいな言葉遣いの危うさについて知る機会になっただけではなく、Pepperを軸に文化の違う人同士の会話・交流も生まれるという効果がありました。
2025年1月19日(日)開催のオンライン決勝大会では、優秀賞を受賞し、審査員の方々から次のような総評・コメントをいただきました。
「日本文化のマナーや礼儀をわかりやすく伝える内容がすばらしく、Pepperを使った質問しやすさも画期的です。言いにくいことや伝えにくいことをPepperに代わりに言ってもらうことで人と人とのコミュニケーションが円滑になる効果があります。我々が誇りに思うマナーについて知ってもらう良い機会にもなりました。」
「成城DIVERSITY」チームの皆さんの感想もご紹介します。
・高大連携という新たな形でコンテストに参加でき、今までにない視点や知識を得ることができました。
・チームワーク力についても成長できたと思います。これからも自分を成長させる機会を多く持ちたいです。
・論理的に考える力やゴール(実現したいこと)から逆算する力がつきました。
・プログラムの内容自体、非常に難易度が高いものが実現できて達成感を感じました。
・楽しかったです。次回はPepperならではのより面白いテーマでコンテストに参加したいです。
・プロジェクト以外に大学生の皆さんから大学生活や勉強法についても詳しく聞くことができて良かったです。
応援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
(「Pepper」はソフトバンクロボティクスの登録商標です。Pepper社会貢献プログラムを活用し、独自に実施しています)
※1:正式な大会名称は、“第5回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 「シンギュラリティバトルクエスト2024」Presented by 日立ソリューションズ・クリエイト”です。高校生を対象としたAIアスリート選手権大会ですが、今回から新設(追加)された「STREAMチャレンジ Pepper部門/AI部門」は小学生から大学生までが参加対象となっています。
オンライン決勝大会の様子は特別番組として番組配信が予定されています(2025年3月~4月)。
※2:STREAMとはSTEAM教育(Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)Arts(リベラル・アーツ)を統合的に学習する教育)にRobotics(ロボット工学)、Reality(現実性)、Reviewing(評価)の観点を入れ、頭文字のRを加えたものです。
※3:PDCAサイクルは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Act(改善)のサイクルを回しながら問題解決を図る枠組みです。
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決勝大会で優秀賞を受賞 上段中央:都築則幸高校教諭、上段右端:森由美特任教授 -
大会よりメダルと賞状が贈呈 -
[高校]校長先生・副校長先生との懇談会 左端:中村雅浩校長、右端:皆川一弘副校長 -
[大学]学生活動奨励賞を受賞 右端:杉本学長、左端:小林真由美教授、左から2番目:森由美特任教授