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2017.11.20
11月18日(土)、成城学園100周年記念シンポジウム「成城小学校と大正新教育~その理念の継承・発展と実践~」を開催しました。
児童の天分を尊重し、児童を中心とする教育を実践して大正新教育の中心的存在だった成城小学校。この成城小学校を源流とする明星学園、玉川学園、清明学園、和光学園、そして成城学園が一堂に会し、創立者である澤柳政太郎とその同人たちが残した教育的財産の継承と発展について考える初の試みでした。
最初に、澤柳研究の第一人者である北村和夫聖心女子大学副学長による「成城小学校の創設と大正新教育の多彩な発展」と題した基調講演が行われました。生涯を通して教育の普及に努めた澤柳の足跡や、教育学上の重要資料である「私立成城小学校創設趣意」に込められた理念などについてお話しいただきました。
続くシンポジウムでは、成城小学校から分離独立し発展したそれぞれの学校から、その理念をどう継承し発展させてきたか、現在の取り組みなどを交えて報告がありました。単に源流を一にするだけでなく、今日もなお、研究に裏打ちされた子ども中心の学校作りを実践していることが再確認されました。
澤柳政太郎が掲げた「個性尊重」を始めとする教育理念は、グローバルマインドなど、現代に求められる資質に繋がる、まさに現代にこそ必要な理念だと言えます。今回のシンポジウムは、その理念と私学の役割をあらためて見つめ直し、「子どもに対する姿勢」「本当の教育」を再確認する機会となりました。
日 時:2017年11月18日(土) 15:00-18:00
会 場:成城大学7号館007教室
◇基調講演:北村和夫(聖心女子大学副学長)
「成城小学校の創設と大正新教育の多彩な発展」
◇パネルディスカッション
<パネリスト>
河住貴夫(明星学園中学校高等学校校長)、福田純一(明星学園小学校校長)
渡瀬恵一(玉川学園学園教学部長)
浅野輝一(清明学園学園長)、横山豊治(清明学園初等学校校長)
中野光(元和光大学教授)、両角憲二(和光学園常務理事)
竹下昌之(元成城学園初等学校校長)
<進行>
岩田一正(成城大学教授)
◇全体討論
主 催:成城学園
共 催:明星学園・玉川学園・清明学園・和光学園