幼稚園生活

最近の出来事

 2月5日(月)、年中組が彫刻家の高橋智力先生による造形活動を行いました。今回は、最初に赤丸シール(あかまるちゃん)を使って遊んでみました。
 赤丸シールを5枚、子どもたちに渡して、白い画用紙に「どういうふうに貼ったらいいか考えて貼ってみて」と智力先生が問いかけると、インスピレーションのままにすぐに貼っていく姿もあれば、どこに貼ろうかじっくり考えている姿も・・・。「先生貼れたよ!」「出来た!」という声がどんどん聞かれると、「面白い形だね!」「素敵だね!」と智力先生。
 全員が出来上がると、「友達はどんな形か、どうだったか、みんなのを見てみよう!」と智力先生が投げかけ、子どもたちは立ち上がり歩いてみんなの作品を笑顔で見てまわります。「ぼくのと一緒のがある!」「いいね!」など盛り上がっていました!そして作品鑑賞が終わると、智力先生から、「同じのもあったかな?」「でも、同じシール・同じものを使ってもみんな違うものができているよね」とお話があり、子どもたちは納得していました。
 今回はこれで終わりではありません。次に、智力先生は、好きな色の折り紙を取り出し、それを千切って好きな大きさ・形にして、「この赤丸に増やして欲しいんだ」と千切った折り紙を糊を使ってつけていきます。「何に見える?」「どういうふうにしたら面白くなるかなあ」「きれい」「赤がいい!」など先生の問いかけに答えながら自分たちのイメージを膨らませているようでした。
 早速、子どもたちもたくさんある折り紙の中から好きな色を選んで、思い思いの形に千切っていき、糊で貼り付けていました。子どもたちが自分でイメージを表現し、既成の形にとらわれずに表現する姿はとても楽しそうでした!
 個性あふれる作品が出来上がりました!!

あかまるちゃんを貼り付けて

  • みんなはどんなふうに貼っているかな?
    みんなはどんなふうに貼っているかな?

折り紙を千切って糊で貼り付けていきます

智力先生よりひとこと
あかまるちゃん
真っ白な画用紙の一番いい位置に貼り付けた「あかまるちゃん」シールたちが、後で貼り絵制作を続ける事を知った時、プラス要素として発想の出発点となるのか、それとも逆の要素となってしまうのか。今の時代のベストが未来のベストであり続けられるのか、それとも別の何かを考えるきっかけとなるのか。流れ続ける今の時代において、じっくり見れば見るほどに隠れた見どころが多い作品です。

(造形活動講師・高橋智力)

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