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2026.02.13
1月29日(木)に幼稚園の保護者の方を対象に救命研修を行いました。中学校高等学校の保健体育科の教諭であり、公益財団法人日本ライフセービング協会副理事長も務める松本貴行教諭を講師に迎え、約60名の保護者の方が参加して、BLS研修を実施しました。BLS(Basic Life Support)とは、一次救命処置のことを指し、具体的には心停止や呼吸停止を起こした人に対して、胸骨圧迫や移動確保、AEDの使用などを行い、救急車が到着するまで命を繋ぐ処置です。成城学園の中高生は、学校で継続的にこのBLS研修を受講しており、これらの救命処置を習得しています。年に一度、幼稚園の保護者向けにもBLSを体験いただく救命研修を行っています。
前半は、成城学園中学校高等学校が大切にしている、生徒たちの主体性を育む教育について、学校行事の映像や写真を使用しながら紹介しました。また、松本教諭ご自身の子育ての経験を踏まえながら、「保護者の方とお子様が同じ景色を見ながら過ごす(感情をともにする)時間」の大切さについても語られました。
後半は、実際の事故を例に挙げながら、安全であるべき学校のプールで、事故がどのように起こってしまったのか、当時の判断や初動の課題点を共有しました。また、水辺に潜むリスクを映像や写真を見ながら学びました。最後はダミー人形を使った胸骨圧迫の練習を行いました。松本教諭の説明や正しい胸骨圧迫のお手本を見て方法を学び、一人ひとりが胸骨圧迫の基本動作を体験しました。続いて、数名でのグループによる「連携」を体験。救急車が到着するまでの数分を想定し、リレー形式で胸骨圧迫を繋ぐ練習をしました。ダミー人形はリズムや圧迫深度を測る機器と繋がっていて、規則正しい胸骨圧迫ができているかをモニターで確認しながら練習を行うことができます。数回の練習で各グループともに質の高い胸骨圧迫ができるようになりました。
成城学園では、学園教職員のみならず、児童や生徒、保護者の方を対象としたこのような救命研修を実施しています。この日の研修が、参加された保護者の皆さまにとって、万が一の時に備える心構えを持つきっかけとなれば幸いです。
毎年継続開催している幼稚園保護者対象の救命研修。今年も約60名もの方が参加されました
「中高生の生活には余白が必要」と語る松本先生
水辺やプールで溺れるタイミングを知り、事故を未然に防ぐ
正しい胸骨圧迫の仕方、質の高い胸骨圧迫とは何かを習い、基本の姿勢を学びました
参加者全員が胸骨圧迫を体験しました
数名のグループに分かれて、胸骨圧迫が途切れないように次の人にバトンタッチ
正しいスピード、十分な圧迫深度を100%として、何割ぐらい達成しているかをモニターで確認
最後はグループ対抗で胸骨圧迫リレーに挑戦しました
研修の受講生に授与される「Lifesaving Supporter修了証」とともに、日本ライフセービング協会が制作した「『ドラえもん』と親子で学ぶ水辺の安全に関するリーフレット」が配られました