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2024.11.25
11月14日(木)に幼稚園の保護者の方を対象に救命研修を行いました。講師として、中学校高等学校の保健体育科の教諭で、公益財団法人日本ライフセービング協会副理事長でもある松本貴行教諭を迎え、60名を超える保護者の方にご参加いただきBLS研修を実施しました。BLS(Basic Life Support)とは一次救命処置のこと。目の前で人が倒れた時、急に意識を失った人がいた時に周りに助けを求めたり、救急車を呼んだり、AEDを準備するなどの必要な行動について知り、救急車が到着するまでの間に胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸など心肺蘇生を施し、命を繋ぐための処置を学びました。
前半は、映像を交えて講義形式で行われ、松本教諭が日ごろ生徒と接する時に大切にしていること、ご自身とお子様との親子関係を例に対話をして決めることの重要性が語られました。また、子育てする上で大切にしていることを保護者の方同士で共有する時間も持ちました。
続いて水辺の事故がどのような状況で起こるのか、実際の映像を見ながら知り、知っておくことで事故が起きないようにすることを学びました。研修後半はダミー人形を使った胸骨圧迫の練習を行いました。保護者の方全員が胸骨圧迫の処置を体験し、最後は保護者数名がグループになり、協力して救急車が到着するまでの約9分間を想定した胸骨圧迫のリレーの練習もしました。最後には全グループが規則正しいリズムで質の高い胸骨圧迫をすることができるようになりました。
成城学園では、「いのちを守り合う成城ファミリー」の活動として、学園教職員のみならず、生徒や学生、保護者の方を対象としたこのようなBLS講習会を実施しています。この日の研修が、ご参加いただいた保護者の皆さまにとって、万が一の時に備える心構えを持つきっかけとなれば幸いです。
講師の松本教諭の元、保護者の方も参加して実践的なBLS講習会を実施しました
溺水の起きやすい場面、時間、状況を知り、水難事故を起こさない行動を学びます
保護者の中にもライフセーバーの方が!
お手本となる正しい胸骨圧迫の仕方を教えていただきました
保護者の皆さまも胸骨圧迫を体験
リズム、深さが正しくできているかモニターで確認しながら行いました
AEDの使い方、人工呼吸の仕方も学びました
日本ライフセービング協会が制作した『ドラえもん』と親子で学ぶ水辺の安全に関するリーフレットが配布され、その活用についての紹介がありました
講習を受けた保護者の方には日本ライフセービング協会発行の修了証が授与されました