成城学園の取り組み / Topics

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中学校高等学校保護者向けのBLS(一次救命処置)講習会を開催しました

2025.10.17

9月13日(土)、中学校高等学校父母の会が主催するBLS講習会が行われ、総勢77名の参加者にお越しいただきました。
BLSとは、Basic Life Supportの略で、心停止や呼吸停止に陥ってしまった人に対し、救急車が到着するまでに行う一次救命処置のことです。成城学園では継続的にFirst Responderを増やすことを目的とした講習会を2014年より開催しており、これまでに延べ20,000人以上の方々が受講いただいております。今回も保健体育科の島田先生(日本ライフセービング協会、学校教育推進委員会委員)を講師に迎え、高校ライフセービング部の生徒たちにもご協力いただきました。
今回初めて島田先生からBLS講習会を始める前に命の大切さをより感じて欲しいということで、大泉洋主演の映画「ディア・ファミリー」の映像を一部紹介していただきました。その後、ダミー人形を使ってグループ毎にAEDの使用方法や心臓マッサージを参加者全員が実習しました。各グループにライフセービング部の生徒たちが付いて、丁寧かつ的確にアドバイスをしてくれたおかげで、初めてでも大切なポイントを確認することができました。また、参加者の結果の数値は100%(失敗なし)の方が続出。殆どの参加者が高得点で、会場が拍手に包まれました。
講習会を通して、命の大切さを改めて実感したとともに、目の前に誰かが倒れていた時、あるいはそれは家族であるかもしれない。少しでも早い処置をすることが優先される中で、自分もこの講習で得た知識を活かして行動できるかもしれない。是非、大切な命を守る手段を知るきっかけとして、一人でも多くの方にBLS講習会を体験していただきたいです。これからもこの活動を継続していきたいと思います。
(担当:高校1年役員)