【コラム】60年にわたって生徒たちを見守った中学校校舎
2020.04.28

これは、以前の中学校校舎の竣工当時の写真です。鉄筋コンクリート3階建てで1962(昭和37)年に完成。普通教室18、特別教室17など計46室で、総建坪が3,278平方米でした。60年近くにわたり、中学生がここで学校生活を送りました。
戦後の新学制のもとで、成城学園中学校が開校したのは、1947年。最初の校舎は48年に建てられた木造の校舎でした。

最初の木造の中学校本校舎(1948年竣工)
その後にできたのが、先の写真の鉄筋コンクリートの第一校舎。さらに1979年には第二校舎が完成。会議室や理科の実験室、技術家庭科の教室、保健室などを備えていました。
2016年に中高一貫新校舎が完成すると、中学生がここで過ごすことはなくなってしまいましたが、その翌年には初等学校が新校舎建設中に仮校舎として使用したり、幼稚園が中庭で運動会を行ったり、さまざまな世代に親しまれました。

2000年代中頃の中学校校舎

中庭はまだ砂利でした
第1校舎



たくさんの生徒たちがここで学びました

文化祭の時は、校舎全体が大盛り上がりでした
第2校舎



理科の実験室や技術家庭科の教室などがありました

貴重な標本などが集められた標本室


2008年9月には、中庭が人工芝に

2012年の金環日食を、この中庭に集合して見たのは、生徒たちにとって良い思い出です

2017年9月から2019年7月までは、初等学校の子どもたちが仮校舎として利用

幼稚園の子どもたちは運動会を中庭でしたこともありました

60年近くにわたり、たくさんの子どもたちを見守ってきました

現在建て替え工事中。今後は、大学の校舎として利用する予定です