幼稚園生活
10月8日(木)、年中組の子どもたちが造形の時間にカシシという楽器を作りました。カシシとは細い木で編んだ入れ物に小石や豆、木の実などを入れて演奏する打楽器。年中さんはペットボトルを入れ物にして、中に土を入れてオリジナルのカシシ作りに挑戦。カシシ作り後半のこの日は、ペットボトルに色紙を貼り付けて飾りつけをしました。講師は彫刻家として世界を舞台に活躍する卒業生の高橋智力先生です。
最初は、短冊状の色紙2本に切り込みを入れてヒラヒラの飾りをペットボトルに貼りつけます。紙の端っこを少し残して切り込みを入れる、少し神経を使う細かい作業。みんな集中してハサミを入れていました。2枚の色紙を貼ったら、もう1枚色紙を貼ってさらに白と黒の丸いシールを好きなところに貼ります。シールを貼って「目」ができると、ペットボトルに表情ができました。作品に「目」がつくと突然愛着が沸いてくるのか、その後の作業は真剣でそしてスピーディー。好きな色の画用紙を、好きな形に切って、好きな場所に貼り最後の飾りつけ。口や鼻、髪の毛や羽根など、自由な発想で飾りつけをしました。同じ材料で作った作品が一つひとつ全く違う素晴らしい作品に完成。「見て見て!」と自分たちの作品を見てもらいたい子どもたちに「みんなにしか作れない作品だから大切にしようね」と高橋先生。見ているだけで楽しくなるカシシができました。