SEIJO FESTIVAL 2024

成城学園文化祭2024(11月2日・3日開催)

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タイムスケジュール

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各学校のプログラム

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会長あいさつ

 文化祭へのお誘いの文章をパソコンに打ち込む時期がやってきました。今年ならではの現象でしょうか、9月も半ばを過ぎたのに、夏の朱が居座り続け、そのためか、季節の巡りを失念し、いつまでも夏休みが続いている錯覚に陥っております。それでも彼岸を過ぎれば、さすがの朱色も秋の白に薄められ、読書にも運動にも、丁度よい季節が訪れることと信じているところです。
 11月の声を聞くや、私どもの学園の一大イベント、幼稚園から大学までの各校が、日ごろの文化的活動の成果をご披露する「成城学園文化祭」が開催されます。令和の災厄も過去のことになった気がする昨今、ご来場の皆さまにおかれましては、人の流れに乗って移動し、各校の意気込みをご鑑賞、ご堪能いただければ幸いと思っております。
 さて、どこら辺りから見学しましょうか。もちろん、どこから見学を開始してもかまわないのですが、私どもの誇りである、幼稚園から大学にまで及ぶ一貫教育の成果を鳥瞰するには、やはり幼稚園から見学を始めるのがよろしいかと思います。園舎に上がると、園児たちの協働作業の結晶が皆さんを歓迎してくれます—今年はどんな造形物でしょうか。幼稚園で芽生えた、仲間と一緒になって何かをする喜びは、初等学校で一つの花を咲かせます。皆で作り上げる創作劇に参加している児童の顔、顔、顔を見ると、こちらまでが楽しくなってくること、間違いありません。
 川を越えて中学校高等学校のエリアに移動。そのエリアでは少し大人びた雰囲気が感じられるかもしれません。教室の壁に飾られた写真、油絵、水彩画、墨字には、一人ひとりの個性が表出しだした気配を私たちに感じさせます。我が子(兄弟、姉妹、友人、先輩、後輩)の成長に気づかされるのは、そんな時かもしれません。
 記念講堂を後にして、いよいよ大学のエリアに到着。中庭に並ぶ屋台からは学生諸君の掛け声と食欲を刺激する香りが流れ、同じ中庭の特設ステージの上では青春が乱舞し、それが大音響となってキャンパスを揺らしています。私なぞには刺激が強すぎて、思わず校舎に逃げ込めば、興味深い催し物が並んでいることでしょう。
 会場を児童が、生徒が、学生が、サポート役の教職員の皆さんが、二日間の祝祭を盛り上げるために懸命になっています。祭で一番に見てもらいたいのは、そんな懸命になっている人の姿です。懸命になることは美しく、懸命になることが人を成長させる、と私は信じています。文化祭はそんな懸命になっている人々の陳列会場。ぜひ、走り回り、声を張り上げている人にも目を遣ってください。

 会場で、楽しい時をお持ちになれることは願っております。

実行委員長あいさつ

 今年も、成城学園文化祭が開催されることになりました。皆様のご協力に、心より御礼申し上げます。
 秋は成城の街が美しく彩られる季節です。今年は、成城の街ができてちょうど100年目にあたるそうです。武蔵野の原野や雑木林であった地が成城学園の学園都市として区画整理され、1924年(大正13年)に分譲が始められました。翌年、新宿区にあった成城小学校がこの地に移転し、1927年に小田急線が開通しました。それから100年、成城学園は成城の街とともに歴史を歩んできました。
 今年は大学祭実行委員会の発案で、大学祭「柳祭」の街頭フラッグが成城の街を飾ります。街を挙げてのにぎやかな文化祭になることを願います。
 成城学園の文化祭は、幼稚園から大学までが一斉に開催する、ワンキャンパスのお祭りであることが大きな特徴だと思います。ご来場の皆様には、ぜひ各学校の文化祭を回っていただきたいと思います。
 私が毎年楽しみにしているのが、幼稚園の教室に展示されている作品の数々です。ドングリを使った工作や、きれいな絵の具を使ったあどけない絵。どれものびのびとした作品で、幼稚園生たちが楽しい毎日を送っていることが感じられ、幸せな気持ちになります。
 小学校では、「劇の会」を拝見させていただいたのが圧巻でした。舞台の上で一人一人が輝いており、こうした活動を通して創造力や表現力や協調性を育てていくのが、成城の教育なのだということを実感しました。
 中学高校は、生徒それぞれの個性が、百花繚乱咲き乱れるような文化祭です。昨年は、茶道部のお点前を頂戴し、書道の展示を拝見しました。日本の伝統が現代の若者にしっかりと伝えられており、頼もしく思いました。そうかと思うと、校舎内にジェットコースターが出現していたり、ダンスや音楽の公演がにぎやかに繰り広げられていました。
 大学祭は「柳祭」という名称になって5年、やっと定着してきた感があります。コロナ禍で対面開催が難しかった2020年に、学生たちが「状況に応じてしなやかに」という思いを込めて、オンライン開催の文化祭を「柳祭」と名付けたのが始まりです。
 大学祭実行委員会の活動は、早くも春頃から始まっています。夏休みには、大学3号館ピロティで、文化祭で使用する立看にペンキを塗っている学生たちを見かけました。各課外活動団体やサークルも、文化祭に向けて夏合宿や活動に励んでいました。その成果が楽しみです。
 コロナ禍を経て、「柳祭」として再生した大学文化祭。年々参加団体も来場者も増え、コロナ前にもまして盛んになっています。今年は、模擬店の数も昨年より大幅に増え、大学中庭と9号館前の広場をいっぱいに使って出店する予定です。
 ほかにも、民俗学研究所の展示や、恐竜・化石ギャラリーの一般公開、同窓会や成城自治会の出店など、みどころがたくさんあります。ぜひ、成城の美しい街を通り、成城学園文化祭においでください。オール成城のたくさんの笑顔が、皆様をお待ちしております。

文化祭ポスター


作 成城幼稚園 年長組


“多様性”という言葉を耳にすることが多くなりました。子ども達の日々の生活は一人一人が色々なものに興味を持ち動いている、まさに多様性の世界です。このポスターは、ドイツ、シュトックマー社の透明絵の具の、赤・青・黄のみを使ってにじみ絵をし、製作しました。この絵の具は、ゲーテの12の色環を実現できるようにと開発された、発色のすばらしい絵の具です。 色と色の混ざり合いで、無限に色が広がって行きました。子ども達はただひたすらに色を楽しみ、それぞれの世界が画用紙の上に出来上がりました。さらにその中で一番自分の好きな部分を丸形に切り取り、年長全員分の世界がポスターとなりました。子ども達の色々な個性が集まって、1つの素敵な作品が出来上がりました。子ども達が、多くの方にこの作品をご覧いただけることを喜びにしてくれたら、嬉しく思います。

 

【ご来場にあたってのご注意】
  • 補助犬を除くすべてのペットの同伴を禁止します。
  • 酒類の持ち込み、飲酒を禁止します。
  • 火器類、及び危険物の持ち込みは禁止します。
  • 成城学園敷地内は全面禁煙となっております。
  • 許可のない撮影、録画は禁止します。
  • ご近所の迷惑になりますので、近隣での駐停車はご遠慮ください。
  • 駐車場のご用意はありません。
  • [幼稚園にご来園の方]駐輪場のご用意はございません。
  • [幼稚園にご来園・初等学校にご来校の方]上履き(スリッパ等)をご用意ください。

上記のほか、周囲の方のご迷惑になる行為は各校の教職員・学生スタッフがお声がけする場合がございます。ルールを守って文化祭をお楽しみください。