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2024.06.17
成城学園に、女子レスリングパリオリンピック代表で学園の卒業生でもある尾﨑野乃香さんが6月6日(木)に来校されました。
初等学校では、全児童が講堂で尾﨑さんを迎えました。尾﨑さんは初等学校時代の思い出を振り返り「成城学園は個性を尊重してくれる学校」と語りました。レスリングに打ち込む中で「頑張って!」と背中を押してくれた先生や友達への感謝を語り、「みんなも何かに挑戦してみてください!」と児童にメッセージを送ってくれました。
講堂では尾﨑さんが初等学校時代に出演した劇の会の映像が放映されました。レスリングのユニフォームを着た小学生の尾﨑さんが「オリンピックに出る!」と夢を語るセリフがあり、小学生の時にすでに夢を語り、しっかり夢を叶えた尾崎さんへの感嘆と称賛の声や拍手が会場から沸きあがりました。
尾﨑さんの担任だった島田功先生や大槻俊也先生から、花束や応援メッセージが書かれた国旗が贈呈されました。初等学校児童全員からは、歌『ありがとね』の合唱をプレゼント。素敵な歌声に尾﨑さんが思わず涙ぐむ場面も見られました。お別れが名残惜しい児童に囲まれながら初等学校を後にし、中学校高等学校へ向かいました。
600名以上もの全校児童が集まり尾﨑さんをお迎え
初等学校時代「やりたいことを応援してくれる友達や先生がたくさんいた」と振り返る尾﨑さん
元担任の島田功先生から花束贈呈
サプライズで同級生も駆けつけ、児童と一緒に尾﨑さんを迎えました
児童から『ありがとね』の合唱をプレゼントしました
子どもたちの歌に「とても感動した」と語っていました
初等学校の劇の会ですでにオリンピック出場の夢を語っていた尾﨑さん。映像を見て会場の児童もどよめいていました
1、2年生の時の担任、島田功先生と
3年生から6年生まで担任を務めた大槻俊也先生と
最後に子どもたちとハイタッチでお別れしました
中学校高等学校では校舎の前で生徒たちがお迎え。尾﨑さんの姿が見えると大きな歓声があがりました。ここでも生徒や教職員との交流のひと時を過ごしました。「金メダルを持ってまた戻ってきます!」という尾﨑さんの言葉に大興奮の生徒たち。少し年上の先輩の姿や言葉が生徒たちにも刺激になったことと思います。短い交流の後は自然と握手の列ができました。職員室に移動すると、成城学園中学校高等学校の卒業生で漫画家の堀内祥吾さんによる尾﨑さんのイラストが描かれた大きなフラッグが掲げられていました。尾﨑さんのイラスト入りオリジナルうちわを持った教職員がお迎え。ここでも担任や尾﨑さんの授業を担当した教員たちと挨拶を交わし、「応援してるね!」と職員室のあちこちからエールが贈られました。
「応援してます!」のメッセージを掲げて生徒たちがお迎え
校舎の前で記念撮影
生徒たちにも温かいメッセージを送ってくださいました
「金メダル持って戻ってきます!」の言葉に盛り上がる生徒たち
自然と握手の列ができて握手会になりました
教職員からの応援メッセージが書かれたフラッグには 堀内祥吾さんによる尾﨑さんのイラストが
尾﨑さん応援のためにうちわも作りました
中学校時代の担任や授業を担当した先生たちと記念撮影
最後は成城学園宮島和美理事長、戸部順一学園長、磯田裕治常務理事が表敬訪問を受け、交流しました。理事長や学園長から、食事の調整やサプリメントの摂取について、試合前の過ごし方についてなどの質問が投げかけられました。階級を変更してオリンピックへの切符を手にした尾﨑さん。特に体重を増やして階級を変えることの大変さについてもお話しいただきました。この日は、中学校から大学まで成城学園で学び、高校時代から始めたレスリング競技で日本人選手初の世界女王に輝いた吉村祥子さんにも同行いただき、お話をお聞かせいただきました。吉村さんは、日本女子レスリングの草創期から活躍され、世界大会で数々の輝かしい戦績を残されました。現在は後進の育成強化を務めていらっしゃいます。パリオリンピックも尾﨑さんに帯同されるとのことです。その吉村さん、尾﨑さんの恩師でもある中高元教諭の佐藤卓先生も今回の訪問にご同行いただきました。
理事長、学園長、常務理事と挨拶を交わす 尾﨑さん(左から3人目)と吉村さん(左から4人目)
宮島理事長から花束の贈呈
戸部学園長から花束の贈呈
最後は3人で記念撮影
約2か月後に開催されるパリオリンピック大会。尾﨑さんは女子レスリング68キロ級で出場します。「テレビで観て応援してください!」と話していた尾﨑さん。試合当日は先生、同級生、後輩、たくさん学園関係者がエールを送ることと思います。大会本番まで、体を大切に、そしてご自身の納得できる試合になることを願っています。ご訪問ありがとうございました。