教育研究所講演会「モンキー高野さんをお迎えして ～LGBTQについて考えてみませんか？～」を開催しました

10月6日（木）、教育研究所は成城大学学生相談室・共通教育研究センター教職教育部会との共催で、モンキー高野氏（手話講師、手話フレンズ代表）・高島由美子氏（手話通訳）のお二方を講師にお迎えし、LGBTQをテーマとした講演会を開催しました。
（対面開催、およびZoomミーティング配信の並行開催となりました。）
会では、心は男性・身体は女性のトランスジェンダー（FTM）であり、ろう者でもあるモンキー高野さんの経験が語られました。子どもの頃から自分の身体に違和感を覚え、また「女の子らしさ」や女性の服装を周囲に強制されることに苦悩する青春。そして、成人後に一念発起して男性として生きることを決意し、パートナーであるパンセクシャルの高島さんとの出会いや、現在に至るまでの活動。お二人は、2015年に世田谷区の「パートナーシップ宣誓書」の交付を最初に受けたペアでもあります。ユーモアあふれるやりとりと、感情ゆたかな手話での会話によって、終始なごやかな雰囲気で会は進行しました。
講演の最後に会場の中学校高等学校001教室に集まった聴衆から質問を受け付けました。特に中高生から熱心に質問があり、閉会後も列ができるほどでした。事後のアンケートからも本テーマに対する関心の高さが伺われ、有意義な会となりました。