教育研究所ニュース

  • 「『新しい大学』の誕生」展が開催されています【終了しました】

    2020.01.22

現在、立教学院展示館(豊島区西池袋)において、「『新しい大学』の誕生—今日の大学の原点をさぐる—」(主催:全国大学史資料協議会東日本部会、同展示館)が開催されています。これは、主催の史資料協議会東日本部会の創立30周年記念事業の一環として企画されたもので、戦後まもなく相次いで発足した新制大学の歩みをテーマとしたものです。

全国大学史資料協議会は、広い視野からの大学史編纂を目ざした年史担当者の集まりであり、教育研究所は百年史編纂事務局を担っている関係で、東日本部会の機関会員となっています。

このたびの企画展には、教育研究所所蔵の小宮資料(注1)から、大学創設期の東京連合大学構想(注2)に関する書類や、旧制高等女学校のホッケー部の写真などを提供しています。

とても趣のある建物の中での企画展です。ご興味のある方は、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

※入場無料。2月22日(土)まで。開館時間、アクセスなどは以下のHPを参照願います。

(注1)旧制高等学校尋常科の教員で、戦後は長く法人事務局長を担った小宮巴先生が収集した学園史資料。現代教育史をたどる上で、貴重な資料が残されている。
(注2)旧制高等学校を設置していた都内の私立の4校(武蔵、成蹊、学習院、成城)が、旧制大学に劣らない新しい大学を設置しようとした試み。結果として合意を得ることはできず構想は実現しなかったが、四大学運動競技大会などに名残りがある。