初等学校だより

初等学校だより

 新型コロナウイルス感染症に係る対応として、初等学校は2月29日(土)から休校措置を実施しています。6年生にとっては残り少ない貴重な小学校生活を自宅で過ごすことになってしまいました。クラスメイトと会えないこの期間、6年椿組では、ICTを使った遠隔ホームルームと社会科授業を実施しました。

 椿組では、担任の秋山先生の指導のもと、昨年から積極的にICTを取り入れた授業を実施しています。今回の取り組みは、通学できないことで子どもたちが生活リズムを崩さないように、また休校という閉塞的な時間において「少しでも心理的負担を軽減できれば」という思いから、遠隔ホームルームを開催。体調の確認もホームルームで行い、先生と児童がお互いに普段と変わらない姿を確認することができました。
 朝の遠隔ホームルームに続いて、社会科の遠隔授業も行いました。
 オンラインで双方向授業ができる授業支援システムを利用して、先生が課題や、教科書の内容を解説した動画を配付。子どもたちは、家でタブレットやPCでそれらを確認しながら、調べ学習をします。自分の考えをシステム上でとりまとめて、子どもたち全員で意見交換を行いました。

 休校であってもICTを複合的に活用することによって、オンラインでの「学びの場」を創出することができる。オンラインでありながら、リアルに近い学びの場を再現している事例の一つです。子どもたちは普段からこの授業支援システムを活用していることもあり、急な学習環境の変化にも自然と適応。場所や時間にとらわれない柔軟性も養われていることが見て取れる実例です。画面を通してでも、先生や友人がお互いの元気な様子を確認できて、安心につながったのではないでしょうか。

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