初等学校だより

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  • 2020.01.21

    【授業訪問】5年白樺組、6年椿組 英語の授業 —Let’s have a chat!!—

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初等学校では、英語を使う体験を通し『英語を英語のまま理解しようとする態度』を育てています。普段の授業では、「聞く」「話す」「読む」「書く」のいわゆる英語4技能をバランスよく統合した形で学びながら、子どもたちの自由な発想での表現活動も重視し、「英語で○○ができた」という達成感を持たせることで学習意欲の向上に努めています。
そんな普段の授業で英語の力を積み重ねてきた子どもたちが、これまでやってきたことを駆使して英会話に挑戦する—そんな話を聞いて、授業におじゃましてきました。
この日行われていたのは、“Let’s have a chat”という活動。Food、Movies、Vacationなど、6つの中から話したいトピックスを選び、5年生は3分間、6年生は4分間、1対1で英会話します。会話の相手は、英語が話せる初等学校の保護者の方々。中にはネイティブの方も。時間が来たら席替えをして、いろいろな人と話をします。
教室に入る前の子どもたちは「やだーー、緊張するーーー!!」と少しナーバスになっている様子。しかし、いざ始まると、保護者の方々の「なんとか子どもたちから英語を引き出そう」という熱意に引っ張られ、一生懸命覚えた単語をひねり出しつつ会話を楽しんでいました。今年で2回目の挑戦となる6年生は、相手の言葉に対して、“Really?”などとリアクションしたり、自分にしてくれた質問を相手にも返したり、会話を続ける工夫をする姿が見られました。
3~4分間、英語だけで話すというのは、子どもたちにとってはなかなか大変なこと。しかし、終わった後に、「うまくできなかったけど、楽しかった!もっと単語を覚えて言えるようにしたい!」などと子どもたちは前向きに話していました。実践してみることで、何ができたか、何が足りなかったかがわかり、これから何を勉強すればよいか、身をもって知ることができました。

(文責:企画広報部)

授業のポイント!

5,6年生は、学園英語一貫Can-Doリスト内に「話すこと(やりとり)」について、「身近な話題について、質問したり、自分の考えを話したりすることができる」という目標を設定して学習をしています。
普段の授業では、英語で話せるようになるために大切な語彙や英語表現を繰り返し学習しています。このLet’s have a chat!という活動は、できるようになったことを披露する成果発表の場ではなく、学習したことを活かしてどんなことができるのか実際に挑戦してみる場として実施しています。このように実際に学習した英語を使ってみるという活動があることで、普段の授業で学習することに意味を持たせることができると考えています。
活動後に、ふり返りを行い、「どんなことがどこまでできたのか」一人ひとりが自己評価をして、「もっとできるようになりたい」と思うことは何かを考えます。
このふり返りを今後の授業に活かし、新たな目標を持って学習に臨んでくれることを期待しています。(授業者:梶山)

  • 教室全体がとってもにぎやか
    教室全体がとってもにぎやか

  • 単語が出てこないと、つい視線が空を切りがちですが、きちんと相手の目を見て会話しています!
    単語が出てこないと、つい視線が空を切りがちですが、きちんと相手の目を見て会話しています!

  • 会話したトピックスのところにボランティアスタッフからサインをもらいましたGood Job! Great! という嬉しい言葉も。
    会話したトピックスのところにボランティアスタッフからサインをもらいましたGood Job! Great! という嬉しい言葉も。

  • ジェスチャーも交え、言いたいことを伝えるのに一生懸命
    ジェスチャーも交え、言いたいことを伝えるのに一生懸命

  • 6年生はリアクションも上手
    6年生はリアクションも上手

  • 笑顔で会話が弾みました
    笑顔で会話が弾みました

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