幼稚園生活

最近の出来事

幼稚園の庭は今・・・

まず、一歩を足を踏み入れると、景色よりも早いくらいに、金木犀の香りが広がります。
初等学校に見事な金木犀がありますが、幼稚園もなかなかのもの。

園児たちは、この花を小さなビニール袋に入れて、更に水を足し、ヨーヨーのように輪ゴムで口を結んで楽しむことが多くあります。
「先生、金木犀が水の中を泳いでいるよ!」とは数年前の年少児の言葉です。その時に「どれどれ?」と言って一緒に袋を下から透かし見たとき、上からの日差しとそれが相まって美しく光っていた光景が今も忘れられません。
今年も、そんな遊びが出来ることを嬉しく思います。

栽培コーナーでは、春にはキュウリ、昨日はブロッコリーの苗植えをしました。
あいにくの雨で外では出来ませんでしたが、「早く大きな家に引っ越したい」と言わんばかりに、苗たちは待ってくれていましたので、保育室前のデッキで行いました。

園児が帰った後の夜。
教師が退勤するときに、雨の暗闇に「コトーン、コツーン」という音。
その元を辿ると、銀杏の落ちる音でした。
雨に濡れながらしばし立ち止まって聞き入ってしまう、静かではあるけれど響きのある、何とも言えない音色。
昼間の張り切った心から、落ち着いたそれに交替させてくれる自然の佇まいに、改めて感謝しました。

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