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Teacher's VOICE - Vol.5

成城大学のキャリア支援は他の大学からも注目される「個性」を持っています 社会イノベーション学部教授 キャリア支援部長 内田 真人(担当科目:金融イノベーション論 他)
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長年勤務された日本銀行を退職し、
社会イノベーション学部に迎えられた内田教授。
キャリア支援部の部長から見た成城大学の学生気質について、
またキャリア支援の具体的な取り組みについて聞きました。

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成城大学の前は日銀に勤務されていたそうですね。

 日銀から成城大学に移って今年で5年目になります。日銀在職時から、非常勤講師としていくつかの大学で講義を担当していました。その一つが成城大学で、私の中で成城の学生は際立って印象に残っています。ある大学の学生は真面目なのですが、どんな話をしても淡々とノートをとっているんですね。しかし成城の学生は、おもしろければ目を輝かせ、つまらなければ居眠りもしかねない。素直でまっすぐ。明るくて個性が豊かでセンスがいい。私は今、キャリア支援部長をさせていただいており、こうした成城の学生のよさを、キャリア支援にも活かしたいと思っています。

成城大学のキャリア支援の特長はどのようなものですか?

- 成城大学が目指すキャリア支援は、大企業に就職することだけを最大の目的とするようなものではありません。入社後にどう能力を発揮できるかが、重要だと考えています。とはいえそれが一朝一夕でできるわけがありません。まず自分が働くこと、社会の一員であることを意識して、大きく言えばこれからの自分の生き方をじっくり考えていく時間を確保し、自らの進路を決めていくプロセスを大切にしたいと考えています。

- 成城大学のキャリア支援の特長は、一人ひとりの特性を、人との関わりの中で自らが気付いていくことを後押ししていくことにあると思います。成城の学生は「やればできる」というタイプが多いと思います。ただ突っ込みが足りないから、潜在的に持っている力を活かし切れていないという印象を受けます。企業の方々からも「協調性はあるのに、もったいない」という声をよくお寄せいただきます。そこがキャリア支援のテーマでもあります。そんな成城の学生に合わせ、試行錯誤しながら手づくりで創り上げたオリジナルなキャリア支援は、他大学からも注目される「個性」となっています。これは、学園の教育理念でもある「個性尊重」「少人数教育」の2本柱があるからこそあたりまえのようにできていることともいえます。

成城オリジナルのプログラムとは、具体的にはどのようなものですか?

 具体的なプログラムとしては、人との関わり、グループワークを主体とした「スタート・プログラムⅠ(街づくり)」が挙げられます。「成城に散歩に来る人たちのための地図」を学生たちの手でつくり、実際に駅や周辺の店においてもらうことが目的です。一つのものを人のために皆でつくる。サポートとして雑誌編集のプロの方や、金融機関の方にもビジネスとしての評価やアドバイスをしていただくので、一層刺激となります。
 このような経験を1・2年時から積むことで、専門知識や理論を大学で学ぶ理由を体感でき、結果的に3・4年の勉学がより身につきやすく、社会に出てから役立つ力を養うことができるというわけです。

どのような人材を社会に送り出したいとお考えですか?

 大きく言えば、未来社会に貢献できる人材ですが、それは画一的なものではありません。一人ひとりが自分の課題を見つけ掘り下げていくことによって力をつけること、力を出せるようにすること、個を磨き、結果として自分を活かすことのできる場、仕事と出会えるよう、時に口を出し、時に見守り、社会と折り合いながらいろんな花を咲かせてほしいと思います。そのためにもキャリア支援でしっかりサポートしていきたいと思います。

2011年7月