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Teacher's VOICE - Vol.3

「主体的に行動する姿勢、つまり「生きる姿勢」が培われていると思います。」中学校教諭 中川理江子
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中高一貫教育に移行して、新しい歴史を歩み始めた成城学園中学校。
中学生という年代的な特徴について、そして成城学園中学校の特徴について、
教諭として豊富なキャリアを持つ中川理江子教諭に話を聞きました。

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成城学園の一貫教育の中で中学校の役割をどのようにお考えですか?

中学校では、中高一貫教育の前半部分として、まず学習習慣を身につけることを主眼に置いています。英数国の基軸教科を中心に教科教育をしっかり行い、その先の高校での進路指導につなげられるように、学習体制を整えることが大切だと考えています。それぞれの教科では、目標を持たせることや、課題を与えてレポートに取り組ませるなど、主体的に学ぶ姿勢が身につくように指導しています。

成城学園中学校の教育の特徴はどこにあると思いますか?

-集団の中で一人ひとりが活かされているか、一人ひとりに十分に指導できているかを、とても重視しています。また初等学校もそうですが、非常に多彩な行事を実施しています。しかも、生徒が中心になって企画を立て運営しているものが多くあります。生徒たちがやりたいようにやらせることを基本としています。自分が主体的に行動したという経験をたくさん積むことで、物怖じせずにいろいろなことに積極的に係わって行く姿勢、つまり「生きる姿勢」が培われているのではないかと思います。「生徒が主役」「生徒が主人公」になる学校。これが当校のモットーです。

生徒と接するときに心がけていることは何ですか?

中学生という年代は、自分の世界が確立されるようになり、大人からは見えない部分が増えてくる時期だと思います。そういう時期だからこそ、生徒の言葉にしっかり耳を傾け、生徒一人ひとりをよく観察する必要があります。私たち教師は、日頃からかなりの時間を割いて生徒に関する情報交換を事細かく行っています。生徒の実態を把握していないと、的確なアドバイスはできません。何か問題があったとき、教師がいきなり口出ししたり、解決したりしてしまうのではなく、生徒たち自身で解決し乗り越えるように、教師は一定の距離を保ちながら、アドバイスやサポートすることを心がけています。自分たちで解決したという実感が、この時期の子どもたちには重要だと思います。

どのような中学生活を送ってほしいとお考えですか?

-当校の校風には、のびのびとして型にはまらないよさがあります。ですから生徒たちは授業だけでなく、さまざまな学校行事、友だちや教師との関係を通じて、新しい発見をし、自分の幅を広げることができたらいいなと思います。将来、社会に出て自分の個性を活かせる場所を、今ここで、その方向性だけでも見つけてほしいと思います。
ここでは生徒と教師との関係は、対等ではありませんが同じ人間同士として平等です。それを裏付けているかどうかわかりませんが、あるアンケート調査の結果で、当校は他校と比べて生徒と教師の関係がとても良好であるという結果が出ています。中学校のひとつの理想型を追求しているともいえるこの学校の教師であることを、私はとても幸せに思います。

2010年7月