初等学校だより

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初等学校では、本物に触れる機会として、プロの演劇を鑑賞する観劇会を行っています。影絵劇や声のない劇など、毎年ジャンルを変えてさまざまな劇を鑑賞します。
今年の観劇会は12月18日(火)に澤柳記念講堂で行われました。演目は「くず~い屑屋でござい」。劇団前進座による公演で、古典落語「井戸の茶碗」をもととした演劇です。物語の舞台は江戸時代の長屋。お芝居をより深く味わうため、上演の前に江戸の人々の暮らしについて紹介がありました。

  • 記念講堂の舞台に掛かっていた定式幕を見て、子どもたちは「今日は歌舞伎?」とワクワク
    記念講堂の舞台に掛かっていた定式幕を見て、子どもたちは「今日は歌舞伎?」とワクワク

  • 江戸の庶民が暮らした長屋はどんな家だったのか、登場人物が紹介
    江戸の庶民が暮らした長屋はどんな家だったのか、登場人物が紹介

  • 江戸時代に使っていた小判と一文銭。お金のやりとりがお芝居の展開の重要なカギに
    江戸時代に使っていた小判と一文銭。お金のやりとりがお芝居の展開の重要なカギに

  • お芝居の音楽の肝になる三味線もじっくり聞かせてくれました
    お芝居の音楽の肝になる三味線もじっくり聞かせてくれました

  • 物語の主役「屑屋さん」は江戸でおなじみの行商人
    物語の主役「屑屋さん」は江戸でおなじみの行商人

  • 子どもたちも、行商人の売り声を真似してみました。「あさり~、しじみっ!」
    子どもたちも、行商人の売り声を真似してみました。「あさり~、しじみっ!」

当時の江戸の様子がわかったところで拍子木が鳴り、さぁ、はじまり、はじまり。落語らしい言葉遊びやセリフ回し、演者さんの動きなどがとてもおもしろく、いろいろな場面で子どもたちから笑い声が上がりました。上演前の解説のおかげで物語の内容もつかみやすかったようで、江戸の人情味あふれるお話の世界に浸ることができました。終わって教室に戻るまでの間には、「キムチのところのやりとりがおもしろかった!」などと感想を話したり、「あさり~、しじみっ!」と売り声の真似をしたり、とても印象に残る劇だったようです。

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