クラスみんなが心を１つに　　—第198回　劇の会—

3月5日（土）、第198回劇の会が行われました。前日の本リハーサルから気合十分だった子どもたち。リハーサル終了直後に、見ていた先生からアドバイスをもらって修正点を確認するなど、準備に余念がありませんでした。5、6年生は、照明や効果なども子どもたちが担当します。本番では、舞台に立つ子も、裏方で支える子も、クラスみんなが呼吸を合わせ、これまで練習の成果を存分に発揮。客席からあふれんばかりの拍手をもらいました。

３年柳組　　ありの行列　－小学校国語　三上 わかば（光村図書）より－

「夏になると、庭や講演のすみなどで、ありの行列を見かけることがあります。その行列は、ありの巣から、えさのある所まで、ずっとつづいています。ありは、ものがよく見えません。それなのに、なぜ、ありの行列ができるのでしょう・・・。」
前半は、3年生の国語の教科書に出てくる説明文に沿ってお話が進みますが、途中から、ありたちが主人公となり、ありの世界を表現しました。歌あり、ダンスあり初めての劇を、子どもたち自身が楽しんでいました。

４年橘組　　DOKKAＮ

この劇は、一つの土管をもとに、いくつかの物語がひろがります。土管を通ると・・・。どんなことがおこるのでしょうか。もしも近所にこんな土管があったらどうしよう、と思うぐらい、ドキドキハラハラなことが起こります。
このお話は、4年橘組の子どもたちがみんなでアイデアを出し合いながら作りました。客席までよく通る声でセリフもハキハキ、初めての創作劇でしたが、「このお話は楽しいはず！」という自信をもって、全員が堂々と演じていました。

5年桃組　？（ハテナ）

未来の自分は、何をしていると思いますか？
桃組は、あるきっかけで、未来の自分を知ってしまうお話を考えました。未来の自分の姿、それは「？（ハテナ）」です。
5年桃組も子どもたちの創作劇です。未来の自分が何をしているのか知ってしまった今の自分は、それをどう考え、これからどう生きるのか、少し難しいテーマに桃組が果敢に挑戦しました。

6年白樺組　大空へ　－「カモメに飛ぶことを教えた猫」より－

ある日、猫のゾルバ親分は海辺に倒れているカモメに出会った。もう息絶えようとしているカモメは、ゾルバ親分にある頼みごとをしたのだった。それは、自分の卵を温めてほしい。そして育ててほしいというものだった。猫にとって卵は大好物！猫の世界で育てられるものなのか、わからない。でも、ゾルバ親分は約束したのだった。
でも、でも、それはとてもむずかしいこと。猫と鳥は生きる世界が違うのだ。
最後の劇の会となった6年生。途中にコミカルなやりとりも入れて客席の笑いを誘いながら、「仲間」「旅立ち」という、卒業を控えた自分たちに重なる部分のあるテーマを、丁寧に演じていました。